次にKuro氏と同じくBBUG JPの運営に携わるIchigo氏が登壇して、BlackBerryのホーム画面のカスタマイズについてプレゼンテーションを行った。Ichigo氏は、「BlackBerryは様々なテーマを利用してカスタマイズでき、自由度があるのが特徴」と説明。テーマを選ぶ際のこだわりとしては、時計が見やすいことや、メールやスケジュールが表示されること、日本語フォントの乱れがないことなどを挙げた。
テーマをダウンロードする際には、前払い式でテーマを購入できる「テーマクラブ」を利用することを勧めた。また、ホーム画面にアイコンを設置するだけで、天気やバッテリー残量が確認できる「BerryWeather」「BatteryEX」というアプリケーションの紹介も行った。そのうえで、ホーム画面をカスタマイズするには、端末のボディーが薄い色のほうが遊びやすいとして、日本でも白色などのBlackBerryスマートフォンを販売してほしいと語った。
最後に登壇したのは、携帯電話研究家の山根康宏氏。山根氏は、世界のBlackBerryスマートフォン事情を紹介。山根氏はまず、BlackBerryスマートフォンの販売台数が四半期ごとに6%ずつ成長していることについて触れ、「地道に伸びている」と評価。次に、韓国やタイでのBlackBerryスマートフォン事情として、ビジネスパーソンだけでなく、普通のユーザーがSMSや音声通話の用途でカジュアルに使われていると紹介。文字を打つという需要は確実にあり、着々とファンを増やしていると語った。また、日本ではNTTドコモの一社のみとなっているが、海外では複数のキャリアからBlackBerryスマートフォンが販売されていることが多いと紹介。「BlackBerryスマートフォンは一つのメジャーとして、今後も存在感を発揮していくだろう」と述べた。
最後に今後の動向として、新OSのBlackBerry 6について言及。今夏以降に発売される機種の噂として、静電式のタッチパネルの搭載や1.2GHz動作CPUの搭載などを挙げ、これらを搭載したBlackBerry 6搭載スマートフォンが出てくると述べた。また、電子マネーなどに利用できるNFCに対応した機種も増えていくだろうと予測した。このほかPlayBookについては、BlackBerryスマートフォンの母艦になり得る存在と位置づけ、両端末の連携機能に期待したいと語った。
このほかイベント会場では、新旧のBlackBerryスマートフォンや各種パーツの展示が行われたので紹介しよう。