ここで、プリキュア応援団として、お笑いコンビ・FUJIWARAの原西孝幸と藤本敏史がステージに姿を見せる。娘の影響で2年前からプリキュアを観はじめ、今ではすっかり大ファンになったという原西は、「『プリキュア3年計画』として、3年かけてプリキュアに出るという目標がありまして、今年が最後の年なので、やっと近づけたかなと思っています」とプリキュア応援団に任命された喜びを語り、「夢は僕だけが実写でプリキュアに出ること」というと、藤本から「無理や、無理や」とのツッコミが入る。
一方、「こんなおっさん2人が応援団ですいません」という藤本は、「よく原西が、テレビやイベントでプリキュアの変身ポーズをやるので、それで興味を持った」とのことだが、実際に見てみると全然違っており、「これはちょっと原西にまかせてられないので、僕が応援団長に就任した」と原西に負けない意気込みをみせる。
『スイートプリキュア♪』の台本を読んだというFUJIWARAの2人だが、「今回は2人の友情が大事」と声を大にする原西に対して、「2人の口癖に注目」という藤本。「奏の『気合のレシピ見せてあげるわ!』っていうのと、響の『どうもすいません』っていう……」(藤本)、「その響と違います」(原西)。ちなみに、『スイートプリキュア♪』の響の口癖は「ここで決めなきゃ女がすたる」。
ここで壇上の出演者全員へ「『スイートプリキュア♪』の魅力を一言で言うなら」という質問が司会者から投げかけられると、「年齢問わず、観て、楽しんでいただけるところがプリキュアの魅力」(小清水)、「音楽がモチーフということで、オーケストラのようなチームワーク」(折笠)、「ファンションがかわいいなと思ったので、ファンションにも注目」(藤本)とそれぞれがポイントを挙げていく中、原西が「まだ始まったばかりですから、逆にいえば無限の可能性があると思うんですよ。毎回シリーズごとにサプライズがあって、『フレッシュプリキュア』というシリーズでいうと……」と語り出すと、「一言や言うてるのに」と藤本がキツくツッコむ。しかし、それにもめげず「敵がプリキュアになってしまう。イースがキュアパッションにね。前作では初の高校生のプリキュア、これができたんですよ。さあ、ここで何が起こるんだ!」とますます熱く語り続け、「このサプライズを僕は期待しています」とまとめた。
続いて、小清水・折笠からFUJIWARAへ、「私たちスイートプリキュアは、心の調和がないと変身できないので、コンビの秘訣をお聞きしたい」との質問が出ると、「僕らは事あるごとにハグ」(藤本)、「してませんよ」(原西)。お手本をみせてくれとの声には、「やっぱりそのときじゃないとできないですよね。気が高まったりとか」(藤本)、「やってないから」(原西)。
一方、「プリキュアを演じるにあたっての心得」を小清水・折笠に質問する原西。「お前がそれを聞いてどうすんねん」という藤本に、「もしかしたら出演のほうがあるかもしれない」という原西だが、小清水からは「パッション」、折笠からは「可憐にやっていただきたい」との回答が。「可憐とか無理ですやん」(藤本)、「加齢臭はありますけどね」(原西)。
3年計画でもう後がないため、どうしても今シーズンの『スイートプリキュア♪』での出演を望む原西は、ついに番組プロデューサーの松下氏に直訴。「心の調和が大事」という松下プロデューサーは、原西の考えた新しいプリキュアが、小清水と折笠、そしてキュアメロディとキュアリズムに認められたら前向きに検討したいと答えるが……。
キュアメロディ、キュアリズムとともに、自らが考えた「キュアト音記号」の変身シーンを披露し、「決まりましたね」とドヤ顔の原西だが、藤本からは「何でお前だけ漢字やねん」とのツッコミを受ける。そして結果は……、
「あれ? 満場一致ですか?」と思わぬ結果に不満そうな原西に対し、「そらそうやろ。40手前の前髪そろったおっさん、誰が起用するって話でしょ」という藤本。あきらめきれない原西は、
さらに新たなプリキュアを披露するも、結局この席上での採用は見送られることになった……。
TVアニメ『スイートプリキュア♪』は、2011年2月6日(日)より毎週日曜あさ8時30分、ABC・テレビ朝日系列全国24局ネットで放送開始予定。