臨時運行を終えたデハ101が大胡電車庫に戻ってくると、すぐさまデキ3021に連結された。一方、デキの反対側の連結器付近には2本の綱が結ばれる。これから綱引き大会が行われるのだという。
列車2両を相手に敗北。デキのみとの対戦で勝利
デキとデハの2両編成を相手に、まずは子供たちだけで挑戦。「オーエス! オーエス! 」のかけ声が響くも、列車はびくともしない。続いて大人も加わったが、それでも列車が動き出す気配はない。
ここでデハが切り離され、デキ1両と対戦することに。ひときわ気合の入った「オーエス! オーエス! 」のかけ声が響く中、ついにデキが動き出した。
「列車対人間」の綱引きは、列車2両との勝負には負けたものの、デキ1両との戦いに勝利するという結果に。人間の勝利が確定した瞬間、参加者のみならず周囲のギャラリーからも拍手が起きていた。
上毛電気鉄道では大胡電車庫を開放してのイベントをはじめ、「上電沿線歩け歩け」「上電バスハイキング」などのイベントも定期的に開催している。また、デハ101の貸切運転も行われており、1往復9万円(要予約)で乗車できるという。