峰クーラーが大型化して再登場
サイズの「峰2」は、サイドフロー型CPUクーラーの新モデル。両サイドのヒートシンクで中央の冷却ファンを挟むスタイルは全モデル「峰」から踏襲しつつ、大型化した。ファンは10cm→14cmに、ヒートパイプは3本→8本に強化されている。価格は5,000円前後。
トップフロー型に比べると、どうしてもサイドフロー型はCPUソケットまわりの冷却が弱くなるが、この製品では冷却ファンをギリギリまで低く搭載することで、こうした弱点を改善したという。
ファンは同社の「風丸2」を搭載。PCIブラケットが付属しており、スイッチをPWM側にすると、500~1,200rpmから650~1,700rpmまでの可変PWMモードになり、もう一方のVR側にすると、通常のファンコンとして回転数を500~1,700rpmの間で自由に設定できる。ファンのノイズレベルは9.6~36.4dBA。
50dBAオーバーの爆風ファン
サイズからは、12cmケースファンの新モデルとして、日本電産サーボ製の「Gentle Typhoon」の高速版も登場。従来の通常モデルは回転数が1,850rpmまでだったが、高速版では最高5,400rpmまでの3モデルが追加された。価格は2,500円前後。
Gentle Typhoonは、静音性や長寿命(10万時間)が特徴のケースファン。高速版では従来の特徴はそのままに、新たにブレードに整流リングを追加したことで、エアフローの直進性が増した。各モデルのスペック(ノイズレベル/風量)は、5,400rpmモデルが50.5dBA/150.1CFM、4,250rpmモデルが44.0dBA/116.5CFM、3,000rpmモデルが36.5dBA/83.0CFM。
普通の用途では5,400rpmまで必要になることはなかなかないと思われるが、「38mm厚では5,000rpmで226CFMの製品がありましたが、25mm厚のファンではこれが最強。漢(おとこ)なら5,400rpmでしょう」(CUSTOM店長)という声も。