おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信といった機能を搭載したauのAndroidスマートフォン「IS03」。これでまで、IS03の外観デザインやUI、日本語入力機能の使い勝手を紹介した。レビューの第3回では、電話やメール、ブラウザの三大機能の使い勝手をチェックしてみよう。
日本のケータイらしさを追求し、おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信といった機能を搭載したauのAndroidスマートフォン「IS03」。日本固有の機能が必要で、なおかつスマートフォンも持ちたい、でも2台を持つのはちょっと……という人にお勧めしたい端末だ。
これでまで、IS03の外観デザインやUI、日本語入力機能の使い勝手を紹介した。レビューの第3回では、電話やメール、ブラウザの使い勝手をチェックしてみよう。
おサイフ・ワンセグ対応のauスマートフォン「IS03」を試す
第1回 外観と液晶周りをチェック
第2回 UIと日本語入力機能をチェック
第3回 電話やメール、ブラウザの使い勝手は?
必要十分な電話機能
IS03の標準UIでは、ホーム画面の画面下にメインメニュー、電話、メール、ブラウザ、タスクマネージャの4つのアイコンが並んでいる。この4つのアイコンは固定され、ホーム画面を切り替えても表示され続ける。電話、メール、ブラウザの3つはほかのアプリのショートカットと置き換え可能なので、Twitterアプリや別のブラウザアプリなど、よく使うアプリを置いておくといいだろう。
まずは電話機能の使い勝手を紹介しよう。IS03で電話を利用する際は、ホーム画面の電話アイコンにタッチする。すると電話機能が起動する。電話機能では電話、着信履歴、発信履歴の3つのタブが用意されている。
電話をかける場合は、10キーから番号を入力して発信をタッチするか、発信キーの隣にあるアドレスアイコンをタッチして電話帳から発信相手を選択して発信する。
通話中は、メニューボタンを押すとスピーカーのオン、オフ、ダイヤルキーの表示、音声メモの起動などが利用できる。近接センサーがあり、電話中に本体を耳に当てると画面が消え、耳から離すと画面が表示される。反応はしっかりしていて、試用期間中の誤操作はなかった。電話中にホームボタンを押してホーム画面に移動したり、別アプリを起動したりした場合、通話はそのまま継続されるので、スピーカーやイヤホンマイクで電話しながら予定やメールを確認するといった操作も可能。電話に戻るには、通知エリアを引き出して「通話中」をタッチすれば電話画面に戻れる。
付属の電話帳アプリは、日本の携帯電話のアドレス帳ライクなデザインと機能を備えており、初めてでもそれほど迷うことなく使えるだろう。登録名の頭文字のフリガナごとの分類またはグループでの分類からアドレスを探すことができ、電話帳には名前やフリガナ、電話番号誕生日など、さまざまな情報を登録できる。また、Gmailのアカウントを持っていれば、Gmailのアドレス帳との同期も可能。PCで使っているアドレス帳をそのまま持ち出せ、同期を取れるので便利だ。