さらにIS03では、バッテリー残量や3G電波強度、無線LANの電波強度なども表示される。これをタッチすると電波のオンオフを行える設定画面に直接アクセスできる。さらにマナーモード、ベールビュー、起動中アプリという3つのアイコンが設けられており、1タッチでマナーモードの設定画面に移動したり、ベールビューのオンオフ、タスクマネージャの起動といった機能が利用できる。

起動中アプリは、いわゆるタスクマネージャ機能で、現在起動中のアプリを一覧表示し、タッチすることでそのアプリに切り替えられる。Androidはマルチタスクに対応しており、この起動中アプリから素早くアプリを切り替えられる。

起動中アプリをタッチして起動するタスクマネージャ。アプリ切り替え、アプリの終了が可能

起動中アプリアイコンはホーム画面の右下に設置されているほか、ホームアイコン長押しでも起動する。どのアプリを利用している場合でも、ホームアイコン長押しでアプリの切り替えが可能だ。また、アプリアイコンに表示された「×」マークをタッチするとそのアプリを終了できる。

シャープらしい配慮が「ベールビュー」機能を搭載した点だろう。スマートフォンは、画面が大きく、周囲から画面の内容が読み取られやすい。電車通勤の多い日本人にはのぞき見は特に気になる部分だ。ベールビューは、画面に幕をかぶせるように透過型の別画面を挿入し、視野角を狭めるという機能だ。正面から見ると薄く紗のかかったような表示にはなるが、内容は問題なく読める。しかし左右から見ると、挿入された模様が邪魔をして画面を読み取りづらくなる。

ベールビューの設定画面。表示パターンや濃度、見栄えの補正が可能。濃度を濃くすると横からより見にくくなり、見栄え補正をすると正面からの見やすさが補正できる。パターンは6種類から選択でき、アニメーションするパターンも選択できる

実際にベールビューを設定したところ。正面から見ると紗がかかったように表示が薄くなるが、模様は見えない。ただ、横から見てもちょっと見にくくなる程度で、よく見れば内容は読み取れてしまう。基本的には一瞬で内容が読み取られるのを防ぐ機能だ。6種類の中から、自分で使い勝手のいい物を選択するといいだろう

Androidで便利なウィジェット機能ももちろん対応している。ホーム画面に常時表示されるウィジェットは、リアルタイムの情報取得に適している。ホーム画面の何もないところを長押しして「追加」を選び、「ウィジェット」を選択、任意のウィジェットを選べばいい。画面はjibeウィジェットで、Twitterなどの情報を取得して常時ホーム画面に表示してくれる