電子書籍やDLNAクライアント機能などを搭載

本体前面下部にメニューボタン、ホームボタン、戻るボタン、検索ボタンが配置されている。いずれも静電式のタッチボタンで、軽く触れるだけで動作する。本体側面には電源ボタンやボリュームボタン、microSDカードスロット、SIMカードスロットを搭載。本体下部には2つのスピーカー、本体左側面にはマイクが配置されている。

搭載されたアプリ。豊富なプリインストールアプリっが用意されている

OSはAndroid 2.2(Froyo)なので、Flash対応やマルチタッチ、複数のGoogleアカウント対応など、最新機能に対応する。GALAXY Sと同様に、Android標準のアプリであるブラウザ、Gmailアプリ、Googleマップ、メールアプリ、YouTubeアプリなどを搭載。

標準アプリ以外では、いつもNAVI(地図アプリ)、ブック、AllShare、Backup、Daily Briefing、マイファイル、Digital frame、世界時計、辞書、ThinkFree Officeといったアプリがあらかじめ搭載されており、購入後すぐに使いこなせる。

GALAXY Sとは微妙にプレインストールアプリケーションが異なる。大きな違いとしてはブックと辞書だ。ブックは、ePubに対応した電子書籍リーダーアプリで、日本語の電子書籍を購入できるような機能はないが、自分で作成した電子書籍を読むことは可能。

本棚やリスト形式で電子書籍を管理できる。縦書き、ルビに対応しないほか、日本語フォントが貧弱なので、日本語で読書するにはあまり向かない。書籍を管理する本棚機能もあり、日本語へのサポートがあれば便利そうだ

英語の電子書籍は快適に読める。iPadのiBooksと似通ったデザインは気に掛かるところではあるが……。ページ送りもiBooks風だ

辞書は、旺文社和英辞典やニューエース日韓韓日辞典も入っていて実用的。ブックアプリ利用時に辞書検索機能が利用できるのだが、英英辞典でしか検索できないのは残念だった。また、デフォルトで電子書籍配信のマガストアやeBook Japanアプリが搭載されており、こうしたサイトから電子書籍を購入できる。

標準外のアプリとして搭載されるAllShareは、DLNA対応のクライアント・サーバアプリとして、DLNA対応のPCやテレビなどのコンテンツの再生や端末内の画像などをテレビで見ることができる。こちらはGALAXY Sにも搭載されているが、GALAXY Tabの大画面でコンテンツを視聴できるので、より実用的という印象だった。

Android標準搭載のアプリはGALAXY Sと同じで機能も変わらない。spモードに対応したspモードアプリも同様だ。

spモードのメールアプリ

絵文字やデコメの送受信も可能

画面下部に出てくるアイコンから、デコメの文字色や文字サイズの変更などが設定できる。デコメ絵文字の種類も豊富