ポケットの位置もチェックしよう

さらに、ポケットや荷物の取り出しが簡単に行える機能などが充実していれば、何かを取り出すたびにバックパックを背負い直したり、関係のない荷物を出し入れすることなく、快適に利用できる。例えば、ウエストベルトにポケットが付いていれば、背負ったままコンパスやデジタルカメラ、行動食などを出し入れできる。サイドや下部からも荷物が出し入れできるジッパーがあれば、奥にしまった荷物も簡単に取り出せる。

そのほか、内部が2つに仕切られている2ルーム構造も初心者にとっては荷物の整理がしやすいし、ハイドレーションシステムで簡単に水分補給したい人は対応モデルを選ぶ必要があるだろう。

「ウルトラライトパック30」(7,980円)。容量約30Lで、重量は約630g。写真のライムグリーン以外に、ブラック、ブルー、ベリーがある。ハイドレーションシステム対応

おしゃれなウェアを揃えたから、バックパックもそれに合うものがほしい! そんな風に考える気持ちも分かるが、自分の体に合ったものを選ばないと、靴ずれ同様ひどいときには肩に擦り傷ができてしまう。これではせっかくの山歩きが台無し。トレッキングシューズ同様、カラダにフィットして、自分に必要な機能がしっかり搭載されているかをチェックすることが大切になってくる。その後で、好きなカラーを選んでいこう。

「マウントトレック30」(10,800円)。こちらも容量約30L。重量は約1.2kgとなる。背面長が43cmで、小柄な女性でも背負いやすい。カラーは写真のネイビー、ブラック、カーキ。ウエストベルトについたポケットは行動食やティッシュなどを入れておくのに便利

こちらは容量約15Lの「ウォークーホリック15」(3,980円)。重量約370gで、カラーは写真のオレンジ以外にピンクやミント、グリーンなど11色を用意

また、お気に入りのバンダナやカラビナ、キーホルダーを付けて自分なりにアレンジするのもいいだろうし、「私のバックパック! 」という目印にもあり、小屋泊まりの時には特に役立つ。これらのことを踏まえて自分に最適なバックパックを選び、山歩きを楽しんでほしい。