日本語入力システム「WZ-IME」

図10 [wz]が表示されていると「WZ-IME」が働いている。[Shift]+[半角/全角]キーで呼び出せる

WZ EDITOR 7には「WZ-IME」と呼ばれる独自の日本語入力システムも搭載してある。これを実行するには [Shift]+[半角/全角]キーを押す。すると画面左下に「wz」のアイコンが表示される(図10)。文字を入力して[space]キーを押すと変換される。WZ-IMEをOFFにするには同様に[Shift+半角/全角]を押す。[Shift]キーを押さずに[半角/全角]キーを押すと、OS標準にしているIMEが呼び出されるので、このあたりをしっかり把握しておけば、ATOKなどを使っている場合にも状況に応じて使い分けることが可能だ。

WZ-IMEではユーザー辞書登録にも対応しており、[表示]→[スタイル]から呼び出せる文書スタイルごとに、自動でユーザー辞書を切り替えて利用させることも可能だ。文書スタイルは[WZ標準]、[脚本テキスト]、[Texテキスト]、各種プログラミングなどが用意されており、縦書きや横書き、カーソルの状態、リサーチ入力やアウトラインの設定など、細かくテーマに合わせたスタイルの編集/決定が可能だが、ここでユーザー辞書の切り替えも設定しておくことができる(図11)。

図11 文書スタイル毎に

ユーザー辞書の設定を割り振ることも可能だ

辞書への登録は、単語を選択して[編集]メニューから[WZ-IMEへの単語登録]を選択して表示される画面で行える(図12)。ユーザー辞書はテキストファイルで作成されており、[ファイル]メニュー→[[開く]→[WZ-IMEのユーザー辞書を開く]で辞書を直接編集することも可能になる(図13)。

図12 [編集]メニューから[WZ-IMEへの単語登録]でユーザー辞書登録

図13 [ファイル]メニュー→[[開く]→[WZ-IMEのユーザー辞書を開く]で辞書を直接編集することも

読みの難しい熟語など、ルビを振りたいときには単語を選択して[挿入]→[ルビ]でルビ振りを実現。[Shift]+[Space]でルビ付き入力、さらに[Space]キーでルビ付き候補が表示される(図14/15/16/17)。

図14 ルビの挿入にも対応。挿入したい文字を選択し、[挿入]→[ルビ]でダイアログを開きルビを入れると

図15 ルビが挿入される

図16 WZ-IMEが起動した状態で[Shift]+[Space]を押す

図17 さらに[Space]キーでルビ付き変換候補が表示