液晶下部には、メモリ液晶が設置されている。このメモリ液晶と通常の液晶が1画面に収まっているような外観で、これは「コンビネーション液晶」と呼ばれている。なお、メモリ液晶は、画面書き換え時に電力を消費するだけで、普段は低消費電力であることが特徴だ。

メモリ液晶部分もタッチパネルとなっているが、通常液晶とメモリ液晶は機能的には分離している。メモリ液晶は、端末操作時はメニュー、ホーム、戻る、検索というAndroidの標準的な機能が割り当てられており、アイコンをタッチして操作する。なおアイコンは、縦持ちと横持ちで向きが変わる。

一番下の部分がメモリ液晶。上部の通常の液晶と一体化しているように見えるが、この部分だけが異なる液晶になっている

画面オフの状態だと、バッテリ残量と日時を常に表示している

拡大してみたところ

シャッターボタンを短押しすると、(設定してあれば)歩数計の状態を表示できる

さらに、画面がオフの状態だと操作アイコンの代わりに時計表示になり、メモリ液晶の低消費電力を生かして時計とバッテリ残量表示が常時表示される。時計を見たい場合にいちいちボタンを押して時計表示をしなくてもすむので、IS03を取り出してすぐに時間を確認できる。たとえばテーブルの上に置いておいた場合も、常に時間を確認できて便利だ。

そのほか、不在着信やメール着信がある場合もアイコンが表示されるので一目で分かる。万歩計を設定している場合は、画面オフ時にシャッターボタンを短押しすると現在の歩数と消費カロリーを表示することも可能だ。ただ、サブディスプレイとしての機能はこれだけで、メールの件名を表示するといった機能はない。アプリ側で表示を制御できる仕組みもあると便利そうだ。