入門者向けから経験者向けへのステップアップ
キャラバンでは、入門者向けの「キャラバンシューズ」シリーズと、経験者向けの「グランドキング」シリーズという2種類を展開している。2つのシリーズは、製法や素材などにも違いはあるが、最も大きな違いはソールの硬さだ。
山歩きに慣れていない人は、街中で歩く場合と同じようにかかとから足を付けてつま先で地面を蹴る歩き方をする。ソールが硬い靴でこうした歩き方をすると、靴擦れを起こしてしまう可能性が高い。しかし硬さのあるソールでないと、滑りやすい岩や不安定な石などを踏んだ際に体重を支えることができず、足をくじいてしまったり、体がグラついて危険だ。
山歩きに慣れれば、歩幅を狭くして足の裏全体で接地する歩き方が身に付いてくるので、硬いソールの靴でも問題なく歩けるようになるという。そこでキャラバンでは、エントリーモデルと山歩きに慣れた人向けの2つのシリーズを用意しているのだ。製法や素材がワンランク上の「グランドキング」シリーズを最初から履いて長く愛用するのも1つの選択肢だが、入門者は「キャラバンシューズ」シリーズで山の歩き方を覚えてから、「グランドキング」へとステップアップしていく方が足への負担は少ないだろう。
「キャラバンシューズ」シリーズの「C-1 02」は、入門者でも歩きやすいように、ソールが柔らかめになっている |
「グランドキング」シリーズの「GK-68」は、思いっきり力を込めてもソールが曲がらないほどしっかりとしている |
ソックスもトレッキング用を揃えよう
せっかくショップへ足を運んだのだから、トレッキング用のソックスも一緒に揃えて欲しい。最近は、速乾性や保温力、通気性などに優れた機能を持ち、デザインやカラーバリエーションも豊富。ひと昔前は2枚重ねをする人も多かったそうだが、そうすると2枚のソックス同士がズレたり滑るなどして足が固定できず、かえって歩きにくくなる場合もある。機能性の高いトレッキング用の製品なら重ね履きする必要もないので、歩きやすさの面でも揃えておきたいアイテムだ。
まずはショップに足を運ぼう!
サイズ選びにしても、ソールの硬さの確認にしても、ショップへ行って実際に手に取ったり履いてみないと分からないことが多い。アウトドアフィールドで後悔しないためにも、ぜひショップへ行って自分に最適なトレッキングシューズを見つけて欲しい。