11月2日、ニコニコ動画主宰「ニコニコミュージカル」の第一弾『クリスマス・キャロル』と、第二弾『ニコニコ東方見聞録』に出演するキャストおよび脚本家がロフトプラスワンに集まり、2時間にわたってトークショーを行った。

イベントの模様はニコニコ生放送で中継され、お酒が入った出演者たちからは放送禁止用語も飛び出すなど、終始ニコニコらしいゆるいテンションで、会場に詰めかけたファンと視聴者を楽しませた。

出演者は『クリスマス・キャロル』から堀江貴文、安田美沙子、宮下雄也、ロア健治、藤原祐規、YOH、湯澤幸一郎。『ニコニコ東方見聞録』からぽこた、蛇足、やまだん、野宮あゆみ、百花繚乱、石沢克宜、サプライズゲストでコンコン、らー(社員)、統括の片岡義朗P

まず話題になったのは、それぞれの舞台の稽古がもうスタートしているのか、という話題。これに『ニコニコ東方見聞録』の演出・脚本を手がける石沢克宜氏が「もう始まってます」と答えると、『クリスマス・キャロル』を担当する湯澤幸一郎氏が「公演日はこちらが先なんですけど、そちら(のキャスト)は社会人が多いからあまり時間取れないし、早めに稽古を始めて毎日少しずつやってるんじゃないですかね」と説明した。

この舞台のために仕事を辞めたという「ぽこた」は、「"元"社会人の方がおられるようですが」と司会に弄られていた

ぽこたと共に主演を務める「蛇足」は相変わらずの低テンションで、最後まで言葉少なめだった

この日は別の仕事で同じ会場を使っていたという堀江氏。そのときと比べて客層があまりにも違う(トークショーは女性がほとんど)だと驚いていた

舞台のために歌の練習をもっとしたいと語った安田美沙子。家や車では「JUJU」「中島美嘉」「Every Little Thing」などをよく歌っているという

──と、この会話をきっかけに、湯澤、石沢の両氏による脚本の進行具合バトルが勃発。堀江氏からの「脚本はもうできてるんですか?」との質問に、石沢氏が「湯澤さんよりはできてます!」と自信満々に回答。これに湯澤氏が「わたしはラストスパートが大好きなんです。カール・ルイスタイプです」と反論して会場を盛り上げた。

安田美沙子に「歌の練習をするなら『マリア・カラス』なんかも歌うといい」とアドバイスを送った湯澤氏

自身も大のニコニコ動画好きという石沢氏。『ニコニコ東方見聞録』にはぴったりの人材だ

とはいえ、大筋は決まっているようで、湯澤氏は『クリスマス・キャロル』の内容について次のように説明した。

「ホリエモンがスクルージという役をやります。スクルージは金のことばかり言う男で、クリスマスなんて誰が祝うかと思っているんです。そんなホリエモンが過去のクリスマスと、今のクリスマスと、未来のクリスマス、それぞれ3つの時代を見ることになる。そのときの若いスクルージを演じるのが宮下くんです。それ(3つの時代)を見たスクルージが改心して、これからはクリスマスを祝うということになります。そういうクリスマスの素敵さとか、世の中お金じゃないんだと心を改めるお話です」

若い頃のスクルージを演じる宮下雄也氏(左)と、湯澤氏から舞台の技術をとことん盗みたいと意気込みを語ったロア健治氏

このストーリー解説に対して、堀江氏の元カノ役を演じる安田美沙子が「キスシーンはあるんですか?」と爆弾(?)発言。これには湯澤氏も「え、入れるの!?」と目を丸くし、「じゃあ(ホリエモンと宮下くんと)どっちがいい?」と尋ね返していた。結局この話題はそこで終わってしまったので、実際にキスシーンがあるのかどうかについては本番で確認してほしい。

安田美沙子がどのような歌を披露するのかも見どころだ

続いて第二弾『ニコニコ東方見聞録』の解説に移るのだが、そこで意外な事実が……! つづきを読む