NTTドコモの新しいスマートフォン「GALAXY S(SC-02B)」は、ドコモが満を持してリリースしたAndroid搭載端末だ。すでに海外で500万台販売した人気端末で、最初から最新OSのAndroid 2.2(Froyo)を搭載するほか、ドコモの独自メール「spメール」もサポートするなど、力の入った端末に仕上がっている。

なお、GALAXY Sの外観などはこちらのフォトレビューを参照して欲しい。

GALAXY S関連記事はこちら

「GALAXY S」「GALAXY Tab」の仕様を写真でチェック
海外版「GALAXY S」 - 日本上陸間近の注目モデルの海外版を使ってみた
ドコモがSamsungのフラッグシップ「Galaxy S」「Galaxy Tab」を発表

ハイスペックで快適な端末

GALAXY Sのディスプレイは約4インチの有機EL。SamsungオリジナルのSUPER AMOLEDと呼ばれるディスプレイを採用している。もともと有機ELは液晶に比べて色再現性が高く、視野角の広さなどのメリットがあるが、SUPER AMOLEDは有機EL上部のタッチセンサーパネルの空気層を削減し、画面全体の厚みを減らしたほか、空気層の減少させたことで、透過率や反射率を向上。より明るく、色鮮やかになり、有機ELの弱点だった太陽光の反射を減らすことに成功している。透過率は従来の80%から97%に、反射率は20%から4%に改善したほか、色再現性は110%、コントラスト比は1万:1と高画質になっている。

横から見てもほとんど色が変わらない美しいSUPER AMOLEDの画面

実際に見てみると、ハッとするほど美しい画面表示で、とにかく広い視野角のため、どれだけ横から見ても内容が分かる。あまりに美しく、視野が広いので、電車内で他人から見られやすいとも言えるが、とにかく画面の美しさは、定評のあるiPhone 4のRetinaディスプレイと比べても遜色ないレベルだ。解像度も480×800ドットと高精細で、文字表示も美しく、画像の表示も気持ちがいいほど。動画性能も高く、HD動画を再生してみるとその威力を体感できる。

もちろんマルチタッチ対応で、2本指を使ったピンチイン・アウトといった操作が可能。タッチパネルの動作はなめらかで誤操作もなく、快適に動作する。タッチパネルの反応もiPhoneに引けを取らない。