それでは、詳細が明らかになったミュージカル『ニコニコ東方見聞録』の概要を解説しよう。
『ニコニコ東方見聞録』は、そのタイトルのとおりニコニコ動画そのものをテーマにしたミュージカル。イタリアに住むニコ厨マルコ・ポコタ(ぽこた)は遥か世界の東方にあるという幻の島、日本へ行くことが夢だったが、天才科学者堀衛門(やまだん)のロケットで到着した日本は100メートル四方しかない小さな島で、"運営"と"荒らし"が争う戦国時代だった。世界にニコニコを取り戻すためにポコタ、ダソク、繚乱たちの冒険がはじまる──というストーリーで、ニコニコ動画のヒット曲が10~15曲ほど使用される予定とのことだ。
現状でのセットリストは以下のとおり。
- いろは唄
- Smiling
- 本当に俺らニコ厨だね
- StargazeR
- を ぱい
- マイリスダメー!
- BrokenHeart
- はなゆりかご
- 星屑ユートピア
- ワールズエンド・ダンスホール
- SPiCa/文学少年の憂鬱
- Episode.0
- ココロ
これらの楽曲がどのような形で使われるのか、また誰がどの楽曲を歌うのかも注目したいポイントだ。
すでに発表されているニコニコミュージカル第1弾『クリスマス・キャロル』が一般的な題材なのに対し、こちらはあらすじやキャストからもわかるとおり、かなりニコニコ動画ユーザーを意識した作りになっている。ちなみにそもそもは学園物になる予定だったとのことだが、プロデューサーである片岡氏の熟考の末、この内容に決定したという。
また、今回の公演では「ファンシート」という新機能が盛り込まれる。
これは、通常のネットチケットよりも多少高い金額を支払うことで、アーティストごとの専用ルームで視聴できるというもの。ファン同士による交流ができるほか、アーティストの特別グッズなども予定しているという。今回は試験段階ということもあり、メインキャストである「ぽこた」「蛇足」の2人分のファンシートが用意される。500席限定販売なので、チケットの購入はお早めに。
最後に、生放送現場の写真レポートとチケット販売スケジュールを紹介しよう。……次のページへ