ファインダーには、視野率96%、倍率0.95倍のペンタプリズムを採用する。従来機EOS 50Dのファインダーに比べると視野率が1%向上。特に広視野というほどではないが、中級機としてはまずまずの見やすさといえる。

AFは、全点クロスの9点センサーを搭載。AFスピードは軽快で、暗所や動きのある被写体に対してもスムーズにピントが合う。AFモードは、ワンショットAF/AIサーボAF/AIフォーカスAFの3種類に対応。AF測距点は、背面のマルチコントローラーによってダイレクトに切り替えられる。

明るくて見やすいペンタプリズムファインダーを搭載。フォーカシングスクリーンの交換もできる

秒間5.3コマでの高速連写に対応。従来機EOS 50Dの秒間6.3コマに比べて、体感的にも差は少なからずある

連続撮影のスピードは最高で秒間5.3コマとなり、JPEGで約58コマ、RAW+JPEGで約7コマまで続けて撮影できる。EOS 50Dの秒間6.3コマに比較するとスペックダウンし、少々残念に感じる部分だ。起動時間やレリーズタイムラグはこれまでと大差なく、中級機として標準的なレベル。シャッター音はやや低くて鈍い音だが、レリーズの感触は悪くない。

新しい機能としては、撮影画像にエフェクトを加えて新規保存ができる「アートフィルター」を搭載した。効果は、白黒でハイコントラストの「ラフモノクロ」と、画像全体にぼかしを施す「ソフトフォーカス」、カラーバランス調整と周辺減光を加える「トイカメラ風」、画像を部分的にぼかして風景をミニチュアのよう見せる「ジオラマ風」の計4種類から選べる。……つづきを読む

撮影モード:マニュアル露出(F14、15秒) / 感度:ISO400 / WB:白熱電球 / ピクチャースタイル:風景 / レンズ:EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM / 焦点距離:10mm

アートフィルター「ラフモノクロ」を適用

撮影モード:プログラムAE(F10、1/250秒) / 感度:ISO100 / WB:オート / ピクチャースタイル:風景 / レンズ:EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS / 焦点距離:18mm

アートフィルター「ソフトフォーカス」を適用

撮影モード:絞り優先AE(F7.1、1/4000秒) / 感度:ISO200 / WB:オート / ピクチャースタイル:風景 / レンズ:EF70-200mm F4L IS USM / 焦点距離:97mm

アートフィルター「トイカメラ風」を適用

撮影モード:絞り優先AE(F9、1/250秒) / 感度:ISO400 / WB:オート / ピクチャースタイル:スタンダード / レンズ:EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS / 焦点距離:35mm

アートフィルター「ジオラマ風」を適用