お弁当は自信作の海南チキンライス
ここでお弁当タイム。昨晩から仕込んでおいた海南(ハイナン)チキンライスを広げ、至福の時。日ごろはダイエットのために炭水化物を極力カットしているが、登山のときは別。朝も昼もしっかりと食べて、体力が持続するよう心がけている。
日の出山山頂はそれほど広くないが、登山客でいっぱい。10月のお昼とはいえ、山頂は肌寒い。バックパックに入れていた中間着用のフリースを着てぬくぬく。今度はシングルバーナーとコッヘルを持ってきて、温かいスープでも飲みたいな。
フリースのまま歩くと暑くなるので、薄手のジャケットに着替えて14時前に日の出山山頂を出発。あと7kmほどか……。今回のルートは、多くの人が利用する登山道ではあるが、途中途中で標識がない二股の道があり、事前に準備しておいた地図が役立つ。
そんな風に思いながら歩いていると、道に迷っているグループに遭遇。行きたい方向と真逆に進んでいると判明し、ぐったりしていた。子ども連れで大変そうだったので、予備に持っていた地図を1枚あげることに。どんなに有名で初心者向けの山だとしても、やはり地図は必須アイテムだ。
ランチ後、少し休憩をして日の出山を下り始める |
日没との戦い、気が急く……
さらに進んで梅ノ木峠を越えると道幅は次第に狭くなっていき、「え、獣道!?」と思うような道なき道を行く場面も。「絶対、2秒目をつむってたら滑落する」というような細い道の連続。急な下りは、恐怖心からスピードもかなり落ちていく。時計を見ると16時前。日没時間との戦いとなってきた。早朝や夜間に登山をするわけじゃないし、ヘッドライトは必要ないでしょ。そんな風に考えていたが、これからは念のためにヘッドライトを準備しておこうと誓った。
黙々と下り続け、16時半頃に青梅市梅の公園付近に下山。はぁぁぁ~。肉体的な疲労もあるが、途中からは時間にせかされての下山ということで精神的な疲れがかなりあった。とにかく日没までに下りることができてホッとした。
今回のコースの標準歩行時間は3時間10分。私はお昼の休憩も含めて5時間ほどかかってしまった。これからは、標準歩行時間の1.5倍ほどかかる、と覚えておこう。いい勉強になった今回の登山だった。
御岳山登山には「奥多摩ハイキングフリーきっぷ」が便利
西武鉄道各駅(小竹向原駅、東飯能駅、拝島駅、国分寺駅、多摩川線各駅は除く)で販売中の「奥多摩ハイキングフリーきっぷ」は、JR青梅線とJR五日市線のフリーエリアが2日間乗り降り自由となるオトクなきっぷ。さらに、西武線発駅から拝島駅間の往復運賃が割引となり、御岳山でのケーブルカー(御岳山登山鉄道)の利用料金が割引(大人片道570円→520円)になったりと、奥多摩施設の利用料金が割引になる特典も付いている。
主要駅からの発売額一例
奥多摩エリアには、今回の御岳山をはじめ、キャンプ場も多数あるので、これからの時期にもってこいのきっぷだ。きっぷ詳細はこちら。
・池袋駅 おとな(中学生以上)1,320円・こども(小学生)680円
・練馬 おとな1,240円・こども620円
・西武新宿 おとな1,280円・こども640円
・高田馬場 おとな1,240円・こども620円