撮像素子には、1/1.63型の有効1010万画素CCDを搭載。サイズと画素数は従来機DMC-LX3と同じだが、新規に開発したもので、1画素あたりの受光面積の拡大や電気回路の見直しなどを図っている。初期設定の画質は、シャープネスと彩度を適度に高めた見栄え重視の傾向だ。フィルムモードを変更することで、さらに鮮やかでメリハリのある色調にしたり、しっとりと落ち着いた雰囲気などに切り替えることもできる。また高感度の画質は、前作よりもノイズが低減した。
マイクロフォーサーズ機などの大型センサーの画質に比べると見劣りするのは当然だが、コンパクトデジカメの画質としては優秀といっていい。個人的には感度ISO800以上は積極的には使いたくないが、手ブレ補正が強力で、なおかつレンズが明るいので、薄暗いシーンでも感度を高めずに撮れる点が特に気に入った。胸ポケットにぎりぎり入るサイズで、ある程度の高画質を求める人におすすめしたい。
撮影モード:絞り優先AE(F4.5、1/640秒) / 感度:ISO100 / WB:オート / フィルムモード:スタンダード / 焦点距離:5.1mm |
撮影モード:絞り優先AE(F2.5、1/13秒) / 感度:ISO100 / WB:オート / フィルムモード:スタンダード / 焦点距離:8.5mm |
撮影モード:プログラムAE(F8、1/800秒) / 感度:ISO80 / WB:オート / フィルムモード:スタンダード / 焦点距離:5.1mm |
撮影モード:マイカラー「ハイダイナミック」(F4、1/800秒) / 感度:ISO400 / WB:オート / 焦点距離:5.1mm |
撮影モード:プログラムAE(F8、1/800秒) / 感度:ISO100 / WB:オート / フィルムモード:スタンダード / 焦点距離:19.2mm |
撮影モード:プログラムAE(F6.3、1/1000秒) / 感度:ISO80 / WB:オート / フィルムモード:スタンダード / 焦点距離:5.1mm |