久しぶりの3連休ということで、各ショップとも特別セールに力が入っている。最近、特価でお馴染みのWestern Digital製の2TB HDDであるが、ついに8,000円割れになったのは注目。T-ZONE PC DIY SHOPで7,980円という価格になっており(1日100台限定)、筆者などは特に必要性がないのに買ってしまいそうな衝動を抑えるのに苦労している。

Fermi世代がついに1万円台前半に

NVIDIAの新GPU「GeForce GTS 450」を搭載するグラフィックスカードが各社より発売。取材時に確認できたのは9社17モデルで、オーバークロックモデルが充実している。価格は1万円台前半が中心だ。

各社の製品が店頭に並んだ(写真はTWO TOP秋葉原本店)

GeForce GTS 450は、これまで登場したFermi世代GPUの中ではローエンドに位置するもの。従来の480/470等は全て"GTX"であったが、450は初めて"GTS"を冠したモデルになる。スペックはCUDAコア数が192基と順当に下げられているが、カード最大消費電力が106Wと小さくなっており、ライトユーザーでもかなり導入しやすくなった。

■リファレンス仕様
GeForce GPU GTS 450 GTX 460
CUDA Core(SP) 192基 336基
コアクロック 783MHz 675MHz
シェーダクロック 1566MHz 1350MHz
搭載メモリ 1GB GDDR5 1GB/768MB GDDR5
メモリクロック 1804MHz 1800MHz
メモリバス幅 128bit 256/192bit
最大消費電力 106W 160W

製品の種類は初登場ながら豊富。オリジナルクーラー搭載モデル、オーバークロックモデル、ロープロファイルモデルなどがあるので、好みに応じて選択するといいだろう。特に注目はオーバークロックモデル。定格のコアクロックは783MHzなのだが、Palitが930MHz、ASUSが925MHzなど、大幅に向上したモデルもあり、人気となっている。

各モデルの価格帯は以下の通り。

メーカー クロック 価格帯
Palit ノーマル 11480円(ドスパラ)
880MHz 12980円(同)
930MHz 13980円(同)
ロープロ 12980円(同)
ASUS ノーマル 14000円前後
925MHz 15500円前後
GALAXY 825MHz 14000円前後
888MHz 15500円前後
EVGA ノーマル 14000円前後
882MHz 15000円前後
MSI 850MHz 16000円前後
GIGABYTE 810MHz 14000円前後
830MHz 15000円前後
玄人志向 ノーマル 12500円前後
825MHz 13500円前後
ZOTAC 810MHz 13000円前後
Leadtek ノーマル 12500円前後

Palitからは一挙に4モデル。今回最高クロックの930MHzモデルもある

今回唯一のロープロモデルも。グラフィックス出力はDVIとHDMI

ASUSの「ENGTS 450 DirectCU TOP/DI/1GD5」も925MHzと高速

ヒートパイプ直付けのオリジナルクーラー「DirectCU」を採用した

GALAXYの888MHzモデル「GF PGTS450SuperOC/1GD5 FUJIN 2.1」

同社は両モデルとも取り外し式ファン「風神」を搭載している

EVGAのSC(Superclocked)モデル「01G-P3-1452」

MSIの「N450GTS Cyclone 1G OC/D5」はオリジナルクーラー「Cyclone」を採用

GIGABYTEの830MHzモデル「GV-N450OC-1GI

デュアルファンのVGAクーラーを搭載し、コアクロックは830MHzに

玄人志向からはオーバークロック版とノーマル版の2種類が登場

ZOTACの「ZT-40501-10L」は810MHzモデル。順次875MHz版も投入される