95W版Phenom II X4の最上位モデル

AMDのクワッドコアCPU「Phenom II X4」に、新モデル「955」が登場。すでに955には"Black Edition"の製品が登場していたのだが、新モデルはノーマル版となる。そのためクロック倍率は固定だが、TDPは従来の125Wから95Wに下げられている。価格は13,500円前後と、Black Editionよりはわずかに高め。

新モデル「Phenom II X4 955」。Black Editionではないのでこのパッケージ

OPNは「HDX955WFK4DGM」となる。AMDのWEBサイトにまだ製品情報はない

ソケットタイプ(Socket AM3)、動作クロック(3.2GHz)など、TDP以外のスペックに関しては従来と同じ。95W版のPhenom II X4としては、この955が最上位モデルとなるので、消費電力を重視するユーザーには有力な選択肢となるだろう。

PCI-EタイプのSSDがついに3万円台

高速なデータ転送速度を誇るOCZの「RevoDrive」に、120GBモデルが追加された。RevoDriveは、PCI Expressで接続する拡張カードタイプのSSD。先週発売が開始された240GBモデルも、従来の「Z-Drive」シリーズに比べてかなり買いやすい価格になっていたが、120GBモデルはT-ZONE PC DIY SHOPでの価格が38,480円と、さらに手が出しやすくなった。

240GBモデルに続いて120GBモデルが登場したOCZの「RevoDrive」

データ転送速度は、120GBモデルまでがリード時最大540MB/s、ライト時最大480MB/sであるが、80GBモデル以下になるとライト時の性能が450MB/sと若干下がる。価格とのバランスも考えると120GBモデルが人気になりそうで、同ショップでは取材時に完売となっていた。

静音性と冷却性能の両立を謳う

Thermaltakeからは、注目のCPUクーラー「Jing(静冷魂)」が発売となっている。製品名の通り、静音性を追求したモデルになっており、冷却ファンも新規開発した。12cmファンの回転数は800~1,300rpm、低回転時のノイズレベルは16dBAだ。また静音性と同時に冷却性能もアピールしており、200WのCPUまで対応するという。価格は8,000円前後。

Thermaltakeの「Jing(静冷魂)」。静音化のためにファンにフレームがない

そのため吸気側(左)と排気側(右)でファンが別形状になっている

純銅製のヒートパイプは5本。アルミ製のフィンは39枚使用されている

同社による性能テストについてはパッケージ裏面に記載がある