発売1カ月で予想の2倍以上を販売

――「スターバックス店舗」の商品ということで、消費者の期待値も高いですよね。

「スターバックス」利用者の約7割が自宅でもコーヒーを飲まれているという調査結果が出ています。つまりは、家庭用コーヒー商品も店舗同等のレベルを要求されるということです。アラビカ種100%の高品質な豆を使い、「店舗の味に引けをとらない味わいを出す」という点を最重要ミッションとしました。

「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス アイスコーヒー」

――実際の反応はいかがでしたか。

発売に際し、店頭テイスティングイベントを行ったのですが、参加した7割以上の方に商品を購入していただきました。これまでの販売数は、4月の発売以来、1,000万スティックを超えました。

――7月にはアイスコーヒー版「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス アイスコーヒー」も発売されました。

水で溶かし、氷を入れるだけで飲めるタイプです。独自製法により、水に溶けやすい仕上がりとなっています。ホットの「ヴィア」と比較すると、約1.7倍量の粉末がスティックに入っているので、氷がとけても、またしっかり冷やしても、コクのある本格的な味わいが楽しめます。

「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス アイスコーヒー」

今年7月14日発売のアイスコーヒー専用プレミアムスティックコーヒー。ナッツの香りとしっかりとしたコク、爽やかな香りが特徴的。夏季限定商品で8月31日までの販売予定。価格は3本入り360円、12本入り1,200円。

――アメリカでも同じ商品が発売になっているのですか。

アメリカでは6月に加糖タイプを発売しています。日本のアイス版「ヴィア」は日本オリジナル商品として開発されました。無糖なので、フレーバーシロップを加えるなどのアレンジもおすすめです。

――日本でも「ヴィア」が好調で、開発者のドン・バレンシア氏もさぞかしお喜びでしょうね。

残念ながら、ドンは発売を見届けることなく2007年にこの世を去っています。彼の功績をたたえる意味もあり、Don Valenciaのラストネームの頭文字と最後の2文字を取って商品名「VIA (ヴィア)」にしました。

*  *  *

今は亡きドン・バレンシア氏の「どこでもおいしいコーヒーが飲めたら」という純粋な想いから誕生した「ヴィア」。アイス版は夏季限定だが、ホットの2種は定番商品として販売されるので、まだ味わっていない方はぜひ試してほしい。ここからはコーヒースペシャリスト・田原さんに考えていただいたコーヒーレシピを紹介していく。

スターバックス コーヒー ジャパン・コーヒースペシャリストの田原象二郎さん

「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス イタリアン ロースト」を使ったアレンジコーヒー

材料(1杯分)
「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス イタリアン ロースト」 1本 / 湯(90℃~96℃) 180ml / フォームドミルク 180cc / キャラメルシロップ 14cc

つくり方

  1. マグカップに「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス イタリアン ロースト」を入れ、湯を注ぎ入れて溶かす。

  2. フォームドミルクをカップに注ぎ、キャラメルシロップを加える。

「『イタリアン ロースト』はしっかりとしたボディでコーヒー感が強いので、ミルクやフレーバーシロップを加えたアレンジにはもってこい。もっと簡単なアレンジとしては、温めたミルクで溶かしてカフェオレ風に楽しむ方法もあります」(田原さん)

「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス コロンビア」を使ったスイーツ

材料(1人分)
ナッツ入りのアイスクリーム(バニラでも可) 適量 / 「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス コロンビア」 1本 / クラッシュナッツ 適量

つくり方

  1. 器にアイスクリームを盛る。

  2. 1に「スターバックス ヴィア(R) コーヒーエッセンス コロンビア」をふりかけ、クラッシュナッツをトッピング。

「『コロンビア』はクルミのような風味を持つコーヒーです。ですので、ナッツとも相性抜群! 今回のスイーツは、アイスクリームにエスプレッソをかけたイタリアンデザート・アッフォガートのようなイメージです。『ヴィア』を使えば、エスプレッソを使わずとも、簡単に香り豊かなスイーツが完成します」(田原さん)

アレンジコーヒーだけではなく、スイーツまでも……。さらに田原さんは、「カレーの隠し味にインスタントコーヒーを入れることがありますよね。そんなときに『ヴィア』を使えば、一層奥深い味わいのカレーに仕上がりますよ」と提案。「簡単においしいコーヒー」だけではなく、簡単においしいスイーツやカレーまでも実現してしまう「ヴィア」にますます興味を持った今回の取材であった。