多種多様なWebサービスとの連携
実に数多くのサービスを利用することが可能になるわけだが、ここではいくつかのサービスを使ってみることにする。AddThisのページへ行って[g]でgleeBoxを起動、そのまま"ever"と入力するとEvernoteのパラメータは"evernote"であることが確認できる。ネットサーフィン中に"これはクリップしておきたい"というWebページに遭遇した場合、[g]でgleeBoxを立ち上げ、"!share evernote"とコマンドを打つとEvernoteのユーザーサイトに簡易ではあるがクリップが設定されており、これに任意のタグなどの情報を付加するだけでよい。画面丸ごとキャプチャーするわけではないが、クリップをブックマークのように利用できるのでEvernoteで情報を管理しているユーザーはこれを利用できるだろう。
図12AddThisのサイトにあるパラメータを使ってあらたなコマンドを探し出してくる |
Webサイトの文法をチェックしたいときにはW3CのValidatorを使うとよい。この場合のパラメータは"w3validator"。コマンドは"!share w3validator"になる。文法をチェックしたいWebサイトへ行ってこれを実行するとW3CのValidatorサービスがそのサイトの構造チェックを行ってくれる。
また翻訳を行いたい場合はそれに見合うサービスを指定するとよい。海外のサイトであふれんばかりの情報を吸収している。英語には多少の自信はあるが、今回出会ったサイトはやけにボリュームがある、根気が折れそうになる。そんな時には"!share googletranslate"だ。この呪文を画面上で打ち込むとGoogle Translateを使ってものの数秒で和訳される。Google Translateを知っていたとしても、コピー&ペーストやマウスのクリックという数回の作業を使わずにして、瞬時に閲覧サイトが翻訳されるこの感覚はやみつきになる。
日本では馴染み深い「はてなブックマーク」も用意されている。この場合"hatena"になるので"!share hatena"と覚えやすい呪文を打ち込むだけでよい。はてなのIDを持つユーザーであれば即座に開いているWebページをはてなブックマークに登録できる。