Evernoteアプリは、基本的にその都度インターネットにアクセスし、ノートをダウンロードして閲覧するため、ネットワークアクセスがないと利用できない。その代わりとして「お気に入り」機能が用意されている。任意のノートのタイトル横にある星マークをタッチすると、そのノートをダウンロードすることができる。ダウンロードしたノートは、「お気に入り」として保存され、オフラインでも利用できる。

星マークをタッチするとダウンロードが開始される

ダウンロードされたノートは「お気に入り」に保存される

なおEvernoteは、月額5ドルまたは年額45ドルの料金を支払うことでプレミアム会員になれる。プレミアム会員はアップロードできるファイルの容量が増えたり、ノートに添付できるファイルが無制限になるなどの利点がある。プレミアム会員になった場合、Evernoteのモバイルアプリでは、任意のノートブックをダウンロードしてオフライン利用できるというメリットがある。

「同期」タブをタッチすると、現在のアカウント設定が表示される。プレミアム会員の場合、ここで「オフラインのノートブック」を選択できる

任意のノートブックを選択すると、それがダウンロードされる

Evernoteでは、エクスプローラーのようなファイル分類としてノートブックという概念を採用しているが、このノートブック単位でデータをダウンロードし、オフラインで利用できるようになっている。iPhoneの容量が許せば、すべてのノートブックをダウンロードすることも可能だ。これを利用すれば、いちいちネットワークに接続しなくても利用できる。

またEvernoteの特徴の1つに、Webサイトの情報を簡単に取り込んでデータベース化できる機能があるが、アプリ版にはそういった機能は搭載されていない。ただし、PC向けに提供されているブックマークレットをモバイルSafariで利用することで、ブラウザからWebサイトの情報を取り込むことは可能だ。

次回は、Android OS向けのEvernoteアプリについて解説する。