「メタボ対策」「ダイエット」「体のゆがみを整える」といった健康のためのキーワードは、世の中にあふれている。しかし、取り組むべき具体的な課題がわからず、時間もなく、できればコストもかけたくないという人が多いだろう。どうしたら手軽に健康増進できるのか。富士通は、携帯電話を活用するサービス「深体創工房」で1つの答えを出した。
一般的な「インターネットでダイエット日記をつける」というサービスを実際に使ってみると、実はかなり使いにくいことが多い。食事の内容、計った体重、歩いた歩数などを手作業でわざわざ入力しなければならず、その面倒さが壁になって三日坊主になることが少なくないからだ。
しかし、そうした記録はある程度の期間蓄積することに意義がある。さらにいえば、記録するだけでも意味がない。毎日どういうリズムで生活しているのか、何が余分で何が足りないのかを記録から導き出し、改善につなげなければならないからだ。
こうした動きを、「快適」かつ「手軽」に行えるようにしたのが、富士通の健康サービス「深体創工房」だ。PCからの登録も行え、携帯電話からも利用できるが、その機能をフル活用するのならば、富士通製の対応携帯電話「docomo STYLE series F-08A」「docomo PRIME series F-09A」「docomo PRIME series F-01B」「docomo STYLE series F-02B」「docomo SMART series F-03B」「docomo PRIME series F-04B」「docomo PRIME series F-06B」「docomo STYLE series F-07B」「docomo STYLE series F-08B」が必要になる。
これら対応携帯電話を使うと、日々の生活の中でどれだけ運動しているのかが自動的に計測される。内蔵の加速度センサーを利用した歩数計機能を搭載しており、歩数だけではなく「活動量(Ex)」での表示を採用することで、ゆっくり歩いた100歩と早歩きの100歩の運動量を見極め、オフィスワークや家事での運動も計測可能としている。また、ヘルスケア機器の大手メーカーであるタニタと連携し、体組成計、血圧計などのヘルスケア機器と連動して使えるサービス「ヘルスチェッカー」を提供してきた実績を活かし、体重などの情報を赤外線通信で携帯電話に取り込み、記録する機能も盛り込んでいる。
ユーザーは自動取得されたデータに「飲み会に参加して食べ過ぎた」、「風邪気味で調子が悪い」といったその日にあったイベントや気分をコメントとして登録するだけで、日記帳のように使うこともできる。
PCから記録を振り返り、メモを添えることも可能。1日の活動量推移グラフから、主な生活時間帯がわかる |
自動取得されるもの以外でも、手動記録できる。スポーツクラブなどに通っているならば、データを蓄積してみよう |
「こうしたサービスは、使い続けてもらえなければ意味がありません。忙しい現代人の多くは、生活改善に興味を持っていますが、何をしたらいいのかわからない、時間がないという状態です。気軽に普段の生活を見える化することで、健康管理をしてもらいたいですね」と、富士通パーソナルビジネス本部 ダイレクトビジネス事業部 サービスビジネス企画グループ サービスプロモーション担当の宮下育美氏は語る。