お店そっくりでも客を入れない「スタジオM」の正体は…

「スタジオM」では、ドナルドが親子をお出迎え

工場見学を終えたビーフパティ、バンズ、チーズの各班は、マクドナルドの総合研究施設「スタジオM」に集合した。会場で迎えてくれたのは、CMなどでもおなじみの人気キャラクター、ドナルド・マクドナルド。

この「スタジオM」は、客席からカウンター、キッチンにいたるまでマクドナルドの店舗そっくり。「でもひとつだけ違うのは、普通のお客さんが絶対に来ないこと。ここではね、新しい商品やサービスを開発したり、技術を習得したりするためにあるんだ」とドナルドが説明してくれた。ちなみに各店舗でも、必ずスタッフの健康チェックを行い、手洗いも念入りに行うなど、衛生管理を徹底しているそう。

注文からハンバーガーの完成まで、わずか50秒!

そして、「いまから皆さんに、実際にハンバーガーを作ってもらいます!」というドナルドの宣言とともに、子供たちもハンバーガー作りを体験することに。

キッチンに入る前は必ず手洗い。衛生管理のために全店舗で行われている

注文を受けると同時にバンズをトースターで焼く

トースターに入れてから11秒後、こんがり焼き上がったバンズが出てきた

バンズにマスタードやケチャップをトッピングしていく

マクドナルドでは注文を受けてから作り始めるシステムを採用しており、完成までの作業は分業制。バンズを専用のトースターで焼き上げ、ケチャップやピクルスなどをトッピングし、チーズやパティをのせていく。注文から完成までにかかる時間は、なんとわずか50秒!

キッチンに立った子供たちは、クルーに教わりながらこれらの作業を体験していった。最初は緊張した様子を見せたものの、作業を終え、自分たちで作ったハンバーガーを手にすると、みんな満足げな表情で頬張っていた。中には「自分で作ったから、お店のよりもおいしい!」という子も。最後はドナルドから、「今日一日でハンバーガーを知り尽くした皆さんに、"ハンバーガーマスター"の称号を贈ります!」とのことで、子供たち全員に修了証が手渡された。

子供だけでなく、親からも写真撮影をせがまれるドナルド

体験学習を終えた子供たちに、クルーから修了証が

今回の企画を通じて明らかになったのは、マクドナルドで当たり前のように食べているハンバーガーが、実は工場の従業員から各店舗のクルーにいたるまで、たくさんの人々の努力が積み重なってできているということ。これからハンバーガーを食べる際には、ビーフパティもバンズもいままでとは一味違うものに感じられるに違いない。