スポーツ撮影時に試してみたい機能といえばハイスピードムービー。再生時にはスローモーションとなるが、このスローモーションが、オリンピックやワールドカップの名シーンのようで、またカッコイイのだ。

通常(SD画質)の動画撮影のほか、HDムービーに加え、最新モデルのEX-FH100では最大秒間1000コマのハイスピードムービーを撮影できる(ちなみに、テレビ放送は秒間30コマ)。

映像が感動的なことに加えて、被写体の瞬間的な表情の良さや、人間の目では確認できないボールの回転など、新たな発見も少なくない。

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「スロー再生はすごく面白い。もっと使ってみたい」とテニスイベント参加者の声。ファイル容量:約17.9MB

各地のテニス講習会で数多く講師を務めるカリスマコーチ・神谷勝則氏は、テニスコーチとしての視点から、ハイスピードカメラの可能性について次のように語る。

茶圓鉄也選手や増田健太郎選手など、多くのプロテニスプレイヤーを育てた実績を持つ、神谷勝則コーチ。今までの常識を覆すユニークなメソッドが人気を博している

「スポーツの場におけるハイスピードカメラ活用の可能性は無限にあると思います。ラケットの面にボールがどう当たっているかなど、肉眼で捉えきれない一瞬が気になるときがやっぱりありますから。体が傾いているかどうかや、目線、表情といった一瞬の情報が欲しい。普通のカメラでは撮れない一瞬、そこには見逃せないものがたくさんあるんです。講習会で講師のデモンストレーションを撮影しておけば、家に帰ってスローモーションで見ながら詳細に研究することもできるでしょう。

実は、私もハイスピードエクシリムのユーザーです。ブログの写真もこれで撮っていますし、子どもやペットの撮影にも向いているので、プライベートでもよく使いますね。コーチ仲間にも薦めているほどです」。 さらに、イベントにて出合ったテニス情報誌『スマッシュ』の専属カメラマン、滝川敏之氏によれば、ハイスピードエクシリムは、今や世界中のスポーツカメラマンの間では常識的な装備になりつつあるという。

ハイスピードエクシリム体験イベントに参加したこどもたち。みんな、お疲れ様でした!

ちなみに滝川さんが所持しているのは最上位機種の「EX-F1」。「以前は他の一眼レフカメラを使っていたのですが、ハイスピードエクシリムが出たことを知って、すぐに導入しました。秒間60コマの連続写真が撮れると、もう今までとはビジュアルの次元が違うんですよ。ボールとラケットのインパクトの瞬間のように、今まで撮れなかった世界が撮れますから。EX-F1に変えてからは、写真はもちろん、誌面作りまでがまったく変わってしまいましたね」(滝川氏による撮影画像はこちら)。

夢中になってシャッターを切る、お父さんやお母さん。ただ見ているだけでなく、カメラを通して練習や競技に参加することで、親子相互の信頼や理解がより深まるようだ

さらに、体験会に参加した親子に話をうかがうと、「シャッターを押す前の時間が撮れるのがすごいですね。普通のカメラだと、あっ! と思ったときには、シャッターチャンスを逃していて…」と話すお母さんや、「ハイスピードムービーはすごいですね。映像的なインパクトがとても大きい。今日の講習会ではありませんでしたが、サーブをしているシーンを撮りたかったですね」と意欲をみせるお父さんら、ハイスピードカメラの威力を実感されている様子。

ハイスピードエクシリムは、誰でも扱える使いやすさと、プロお墨付きの性能を併せ持つ、スポーツ愛好家必携のデジタルカメラなのだ。

こちらは小学校低学年のこどもたちが参加するサッカーチームの練習にて。ほんの一瞬のシーンも、これだけ撮れればシャッターチャンスを逃さない?

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「ハイスピードムービーのスロー再生で、我が子のシュートシーンがすごく格好良く撮れました」と笑顔の参加者も。ファイル容量:約13.3MB