トップカバーは光沢加工されており、ディスプレイもグレアタイプだ(なお、カスタムメイドでノングレア液晶も選択可能)。しかし、パームレスト部分はカーボン塗装風のパターンが施されたマットな質感で、指紋がつきにくいのが特徴となっている。キートップもマットだ。
キー配列は標準的なレイアウトとなっており、キーストロークは比較的深めで、しっかりした入力感がある。普通に文字入力している範囲では大きなたわみなども見られず、快適に入力できた。キー入力の多い人にも、十分満足できるキーボードだといえそうだ。
タッチパッドは、本体サイズから考えると少々小さく感じられる。ラッチを避けて配置されていることと、クリックボタンが大きめであることから、タッチパッド部分が縮小されたような形だ。単純なカーソル移動などには問題ないが、縦長のドキュメント閲覧時などスクロールを多用したい場合には少々不便になる。しかし、この問題を解消するものとして、スクロール専用の円形パッドが脇に添えられている。
スクロールパッドは指先で円を描いてくるくると回転させると、縦方向のスクロールが行われる。タッチパッドの縁を縦になぞるスクロールにも対応し、スクロールパッドの場合は切れ目なくずっと送ることができて便利だ。また、完全にスクロールに特化したパッドなので、操作中にうっかりタップしてしまった、というようなこともない。不思議な存在ではあるが、慣れると手放せなくなりそうだ。
インタフェース類は4方向に分散されている。左側面はHDMIポートとUSB 3.0ポートがあり、右側にはUSB 2.0ポートが積み重ねられたような配置となっている。