講演「日本人のためのスマートフォン」
代表取締役社長の上野氏 |
同展示会2日目の15日には、リサーチ・イン・モーション・ジャパン 代表取締役社長の上野公明氏が「日本人のためのスマートフォン ~ワークスタイルを変えるBlackBerry~」と題した講演を行った。
上野氏は講演の冒頭で、電話や電報、テレックスといった情報通信の歴史を振り返り、ワイヤレス技術の登場によって、人々の生活スタイルが激変したことを指摘。さらに、ここ1、2年で、ワイヤレス分野でとりわけ注目されているのがスマートフォンだと続けた。
また、スマートフォンの特徴として、時間を有効に使うために利用できるのがスマートフォンであり、「ライフスタイルやワークスタイルに合わせて、自分に最適な端末を選ぶ」ことが大切であると述べた。さらに、PCと携帯電話が必要なときに、1台で済ませることができる点も特徴で、「ITやケータイでも克服できなかった時間、距離、場所の制約を解消した」と指摘した。
このほか、同社の提供するBlackBerryの特徴についても語られた。上野氏は日本でもBlackBerryの導入企業が増えている点について触れ、その理由として、堅牢なセキュリティと企業の規模の大小問わず導入できる”手軽さ”を挙げた。なお、BlackBerryは企業だけでなく、政府機関などでも採用されているという。
講演の終了後には、聴講者からの質問を受け付けた。現在、NTTドコモから提供されているBlackBerryのiモードメール対応について尋ねられると、時期は未定としながらも、スマートフォン向けのISP「spモード」によってiモードメールに対応する予定だと述べた。
「BlackBerry Bold 9700」をタッチ&トライ
展示場内に設置された同社のブースでは、BlackBerry Bold 9700を実際に触って、操作感を確認できるようになっていた。筆者も実機を手に取り、BlackBerry端末の特徴であるQWERTYキーボードを使用してみたところ、各キーは非常に小さいが、意外に押しやすいという不思議な感覚を得られた。また、端末サイズもコンパクトなので、両手でも片手でも無理なく操作できた。
海外ドラマに出てくる携帯の影響で、女性ユーザーも増えているというBlackBerry。電車の中などで見掛ける機会も増えてきそうだ。