アップルからリリースされているiPhone 4専用の動画編集アプリ「iMovie」(600円)を使用すると、上記より複雑な動画編集をすることができる。

iMovieを起動すると、まずはプロジェクトの作成画面になるので「+」アイコンをタッチして、続いて「テーマ」を選択する。テーマは5種類から選べるので、任意のものを選択。この時に「テーマ曲」を音にすればデフォルトの音楽も同時に追加される。

起動時のプロジェクト選択画面。過去のプロジェクトが表示されており、新規に作成する場合は右上の「+」アイコンをタッチする

テーマ選択画面。テーマはモダン・明るい・旅行・愉快・ニュースの5種類

前画面で「テーマ曲」をオンにしておけば、デフォルトの音源が自動的に登録された状態で起動する

すると動画編集画面になるので、任意の動画や画像、iPod上の音楽を追加するか、その場で撮影を行い、iMovieにメディアを追加する。BGMは自動的に動画の長さに合わせて切り抜かれ、動画を追加するたびに自動で音楽の長さが長くなる。

画面の指示に従ってメディア登録画面を開く。動画や、写真、音楽から選択できる。音楽は複数を同時に登録することはできず、1曲ごとの入れ替え

タイムライン上でメディアを選択して1秒ほど待つと、ドラッグ&ドロップで並び替えられるようになる

タイムラインを選択し、始点と終点を調節してトリミングも可能。プレビュー画面に、トリミング後の秒数がリアルタイムに表示されるのも分かりやすい

追加した動画や画像は、順番の並び替えやトリミングが可能。順番の並び替えは、タイムラインを選択してドラッグ&ドロップするだけ。トリミングはタイムラインを選択して、表示されるピンをドラッグすればいい。

静止画に動きを加えてひとつのシーンにする「Ken Burnsエフェクト」の設定もできる。タイムラインを選択し、プレビュー画面でピンチイン・アウト、ドラッグで開始位置を設定し、プレビューの「終了」にタッチしてから、同様に終了位置を設定すれば、自動的にエフェクトが作成される。

各メディアの合間にはトランジションの設定もでき、トランジションアイコンをダブルタッチすると、クロスディゾルブとテーマごとの切り替えの2種類から選択できる。トランジションの時間0.5秒間隔で0.5~2秒までの間で選択可能だ。

静止画を選択すると、Ken Burnsエフェクトが設定できる。この状態でドラッグ、ピンチイン・アウトで始点を指定し、「終了」をタッチして終点を同様に設定する

メディア間にはトランジションとしてクロスディゾルブかテーマにそったものが指定できる

プレビューまたはタイムライン上でピンチイン・アウトをすることで、タイムラインのズームイン・アウトも可能。最終的なムービーの出力も速く、でき上がった動画はカメラロールに保存される。