DP312-LT1本体は白のフロスト加工になっており、透明な弧を描くフレームが2面に取り付けられている。これがスタンドとなり、縦横の2方向に設置可能なのが面白い。平たく置く時には、本体がわずかに床から浮かぶような形で左右のスタンドに支えられる。縦長に設置する場合は、弧の切り口を接地させる感じの置き方になる。一見不安定だが、弧の切り口部分にはシリコン製の滑り止めもついていて安心だ。
フロントにはスロットインのDVDマルチドライブが目立つが、比較的余裕のあるレイアウトに見える。しかし裏を見ると、小さなボディにぎっしりと詰め込んであるというのがありありとわかる雰囲気だ。HDMI、光オーディオ出力といった便利機能も搭載され、USB 2.0が前後で5つ用意されているなど、小さなわりには頑張りすぎと思えるほどだ。B-CASカードもコンパクトタイプを採用することで、小さなスペースに上手に納められている。
付属のキーボードとマウス、リモコンも白で統一されている。キーボードはテンキーのないコンパクトタイプだが、流行のアイソレーションタイプ。打鍵感は意外と強く、しっかりと指を跳ね返してくれて、リズミカルなタイピングができそうだ。フレーム部分が光沢加工なのに、キーはマット加工で、滑らない感じも心地よかった。