PDFファイルって加筆修正ができないって思っていませんか?

行政手続きのオンライン化や行政情報の電子的提供を促進する、電子政府の窓口「e-Gov(イーガブ)」。ここで提供される報道発表資料などがPDFファイルだ

ビジネスシーンでもプライベートシーンでも、書面だったらWordファイルやPowerPointファイル、見積書や会計資料などではExcelファイル、デジタルカメラの写真データであればJPEGファイルといったように、様々な形式のデジタルデータが流通している。ITインフラの整備や技術的な革新によって、数年前とは比べものにならないデータ量が飛び交うなか、ことPDFファイルの使用頻度も高まってきている。

PDFファイルは、作成したドキュメントが異なる環境のコンピュータであってもレイアウトを保持し表示・印刷できるのが特徴だ。ファイル自体にパスワードを設定してセキュリティ機能を持たせる、圧縮技術によりファイルサイズを小さくすることが可能であるなど、様々なメリットから企業ではもちろん官公庁などでも頻繁に使用されているのが現状である。

そんなPDFファイルだが、「加工ができない」「いちいち出力しないと文字を書き込めない」思っている方も多いのではないだろうか? 実際、筆者の身の回りでもメールでPDFファイルをもらったはいいが、「読むだけで修正も何もできなくて不便!」という声を聴くことがある。そこで活躍してくれる頼もしい相棒が、アンテナハウスより発売されている「書けまっせ!!PDF4」だ。

「書けまっせ!!PDF4 スタンダード」標準価格7,980円(ダウンロード版:標準価格5,250円)

「書けまっせ!!PDF4 プロフェッショナル」標準価格13,440円(ダウンロード版:標準価格9,980円)

「書けまっせ!!PDF4 プロフェッショナルPlus」標準価格23,940円(ダウンロード版:標準価格20,580円)

「書けまっせ!!PDF4」は、PDFファイルに文字や図形、画像や印影などを"自由自在"に書き込むことを可能としたソフトだ。同シリーズが築き上げてきた"紙に文字を書くように、PDFへすらすら記入する"というコンセプトに磨きが掛けられている。新機能としては、複数の文書を同時に表示し、ブラウザライクなタブによる表示切り替えの実装などユーザーインタフェースの改善。

さらに、再編集可能な編集情報埋め込み型PDFの作成、テキストボックスや図形のグループ化やロック機能、スキャンした用紙画像からテキストボックスを自動生成する機能などが追加されている。

また、従来のバージョンから強化された機能としては、ページの連続スクロール、最大6400%の拡大など表示処理の向上のほか、図形や画像といった「書けまっせ!!PDF4」に貼り付けられるものすべてのデータを登録して再利用する際の手間を低減させるデータトレー、テキストボックス内に文字をピッタリと納めるためのフォントサイズ自動調整機能、通貨・日付・時刻などの表示形式専用ツールバーを搭載。ユーザーが直接利用する際の利便性や作業効率の向上に寄与する幅広い範囲での改善が行われている。

PDFファイルって加筆修正ができないって思っていませんか? - PDFにガンガン書き込める「書けまっせ!!PDF4」
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「書けまっせ!!PDF4」&「ドキュメントスキャナー」でデータ化して資産活用!

PDFファイルに、紙媒体で行うような蛍光マーカーで重要な箇所にマークする、インクツールを用いて手書き文字を書き込むなど、紙と同じようにPDFファイルを扱えるのが「書けまっせ!!PDF4」の魅力だ

PDFファイルの拡大率は本バージョンで6400%にまで引き上げられた。拡大したときの文字の輪郭など、美しさが保たれているのは素晴らしい

写真のPDFファイルのように、書き込み記入欄が罫で区切られている場合は、カンタンにワンクリックでジャストサイズのテキストボックスを作成可能。ツールバーの[テキストボックス]ボタンをクリック

すると、カーソルが十字に切り替わるので書き込みたい場所をクリックしてみよう

あとはソフト側が自動で描画エリアを解析し、枠ピッタリのテキストボックスを作成してくれる

作成したテキストボックスに文字を書き込んでいき、[自動フォントサイズ]機能やある桁数の番号を入力する場合などには[配置]内にある[桁数]や[行数]を調整することでドンピシャリと美しく文字を配置することが可能。いちいちスペースで調整して……などという手間は皆無なのだ