ネットブックに関しては、HPのVivienne TamモデルやソニーのVAIO Pなどを紹介しながら、"ファッション性"がトレンドになっていると説明。さらに将来的にはコンテンツがより重要になると説いた。そして何より「どれだけ望まれるか、どれだけ買いたくなるか」が重要であるという。「ネットブックはここまで薄くなるべきだ」として、ネットブックのコンセプトモデルを紹介した。どこかで見たことのある封筒から取り出したのは極限までスリムなボディのネットブック。そしてAtomの最新動向として、ネットブック向けのデュアルコアAtomを紹介した。当初はエントリー向けにはシングルコアで十分という判断だったが、いざネットブックが登場するとアプリケーション要求が高まり、なにより人々がより多くのことを期待したため、投入することにしたとのことである。コアが増えるぶん、パワーマネジメントも重要となるが、バッテリー駆動時間は十分であるという。
携帯情報端末やタブレット効き、ネットブックといった領域はAtomプロセッサが担う |
ネットブックは消費者層やチャネルを拡大。ネットブックがPCに通じた人だけでなく一般層も取り込んだ結果、ファッション性、そしてアプリケーションやコンテンツのようにどう使うのか、欲しくなる使い方が重要と説明した |
最後はiPadの登場で盛り上がるタブレットPCに関する取り組みについても紹介した。エデン氏は、パフォーマンスを求めるニーズ、OSを選びたいというニーズ、そしてオープンなソフトウェア・エコシステムやリッチなインターネット(Flashなど)への対応というニーズに向けてIAプラットフォームのチップを開発すると明言した。そのチップというのがOak Trailだ。Oak Trailはタブレットやより薄型のネットブック向けのチップであり、長時間のバッテリー駆動を実現するとともに、1080pビデオデコードやHDMIをサポートするとしている。また、タブレットPCに関してもいくつかデモを行っており、ひとつはWindows 7に独自のUIを加えたもの、もうひとつは同社が開発しているMeeGoを採用したタブレットだった。