液晶はシャープらしい明るく美しく、見栄えはいい。タッチパネル操作をサポート。静電容量式でなめらかに動作する。スウェーデンのデザイン企業「ocean observations」の独自UIは特徴的で、Androidの標準的な操作に準じつつ、独特の印象となっている。高橋氏が「心地よいUI」というのはうなずける。まだ試作機なので判断を下すのは早いが、6月の発売までにもう少しキビキビとした動作になっているとさらに良さそうだ。

美しく見やすい液晶

画面上部のステータスバーは、通常のAndroid端末とは異なり、2分割されている。無線LANや3Gのアイコンなどからは、直接設定画面にもアクセスできて便利。カード型のプログラムメニューは、自由にページを増やせて整理しやすい

液晶の角度は2段階で、180度近くまで開くため、机において人さし指で入力するときもやりやすい。人に画面を見せるような場合にも、液晶の視野角が広いこともあって便利だ。

傾斜が2段階から選べる

視野角は広いが、シャープ製端末でおなじみの「ベールビュー」も搭載。側面からののぞき込みを防止する機能で、正面からでも少し見えにくくなるが、電車内などで横からのぞき見られることが防止できる。

ベールビューによって横からののぞき見を防げる

キーボードの[Alt]+[Enter]に割り当てられており、素早く設定することができる。こうしたショートカットキーが充実しているのはフルキーボード搭載機ならではで、各種操作がキーボードだけで行えるので、キーボードと画面を指が行ったり来たりしないですむ。

カード型のメニュー画面。ここからアプリを起動する。アイコンは自由に増やしたり、位置を移動させたりできる

ショートカットキーをカスタマイズすることも可能

デスクトップにウィジェットやショートカットを作成することも可能。デスクトップ画面は自由に増やすことも可能。UIも独特だ

さらに、両手で挟むように持つとちょうど親指がくるあたりにトラックボールを配置。回転させてカーソル操作、押し込むことで決定として動作し、細かいカーソル移動が楽になる。