auのAndroid搭載スマートブック「IS01」を試す

第1回 外観やUIをチェック
第2回 メール機能をチェック
第3回 日本語入力機能をチェック
第4回 ワンセグやカメラをチェック

KDDI初のAndroid OS搭載スマートフォン「IS01」が6月上旬に発売される。国産のAndroidスマートフォンであり、スマートフォンとネットブックの中間を埋める「スマートブック」(KDDI高橋誠取締役執行役員常務・当時)と位置づけられる端末だ。

「IS01」(シャープ製)。なお、利用した製品は「開発機」であり、実際の製品とは異なる可能性もあることをお断りしておく

IS01は、ノートPCのように液晶を開くとフルキーボードが現れるデザインを採用。電話機としては決して使いやすい形ではないが、テキスト入力を重視したスタイルとなっている。最後発のauだけに流行のスマートフォンと横並びのスタイルではなく、独特の立ち位置を狙ったようだ。閉じると本革ブックカバーを付けた本のようなデザインで、大人の持ち物といった印象だ。

折りたたむと本革のブックカバーみたいな感じ。そこまでの高級感があるわけではないが、印象は悪くない

本体サイズは暫定値で約83(W)×149(H)×17.9(D)mm。液晶は5.0インチフルワイドVGA++(960×480ドット)のNewモバイルASV液晶を搭載する。入力装置はQWERTYキーボードを搭載。通常のキーボードのような両手入力は少し難しく、本体を両手で挟むようにもって親指で入力するか、本体を置いて人さし指で入力すると良さそうだ。手の小さい女性であれば、両手でも入力できるかもしれない。

こうして持つとちょうどいい。ちょっと大きいので指の動きは大きくなるが、それなりに打ちやすい

キーボード配列は、多少独特なものはあるが、それほど違和感はない。ショートカットキーが豊富なのは便利

キーストロークはやや深く、親指や人さし指入力だと少し押し込む必要があるが、なかなか高速な入力が可能。ただ、アイソレーションキーボードでキーストロークを浅めにしたほうが誤入力は少なかったように思える。