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――ライブのネタ作りはいつから準備を始めるんですか?
多田「今年は相方が『R-1ぐらんぷり2010』決勝に進出したので、それが終わってからライブに向けてネタ作りを始めました。いつもはだいたい2カ月前ぐらいからですね。でも今年は『S-1バトル』もあって1カ月半しか時間がないので、ネタ作りに追われてバタバタです」
――過去の単独ライブのDVDを見ると、お2人が本当に楽しそうにネタをされているのが印象的です。ネタ作りも楽しいのでは?
多田 : 「確かに乗ってきたら楽しいですけど、そこに至るまでの生みの苦しみはホンマにしんどいですよ。特に今回は時間がなくて、2人である程度の設定を出し合った後、別々の部屋でそれぞれが作家と共に台本を作ってる状態ですね。自分らではこれを"藤子不二雄"状態って言うてます(笑)」
山田 : 「まぁそうなると僕が"A"で」
多田 : 「僕が"F"ですかね(笑)」
――ピンでの活動も多いお2人ですが、コンビでネタをやることの最大の楽しみは?
多田 : 「やっぱりピンのときより余裕があるというか、何かあっても相方がフォローしてくれる安心感は大きいですね」
山田 : 「2人でやるネタの楽しさは群を抜いてますね。1人でやるネタはね……正直、これまで一度も楽しいと感じたことない(笑)。脱線したときのアドリブのやりとりは、やっぱりコンビならではなんですよね」
多田 : 「お客さんをイジれたり、いい意味でのユルい感じが生まれますね。2人やからお客さんとのやりとりもできるし、コミュニケーションもとれるっていう楽しさがあります」
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――お客さんも一緒に楽しんでいる雰囲気はありますね。客席から子どもの笑い声も聞こえてきたり(笑)。
山田 : 「テレビを見て来てくれてるのか、子ども連れのファミリー層が去年から増えたんです。それで今年は"子ども料金"を設けて、子どもさんにももっとライブを見に来て貰いやすくしました。東京公演で子どもチケットがすごく売れてる日があって。それを僕らは"ドリフの日"って言うてるんですけど(笑)」
多田 : 「それが奇しくも5月5日の子どもの日(笑)。老若男女に楽しんでもらえるネタもあるんで、ぜひ家族でも来てもらいたいですね」
――では最後にライブのPRを。
多田 : 「僕ら、この単独のためにテレビや舞台で1年間がんばってると言っても過言じゃないんです。僕らの1年間の集大成をぜひ見てもらいたいですね」
山田 : 「会場が東京と大阪だけになるんで、地方の方に足を運んでいただくのは申し訳ないですけど…」
多田 : 「でもね、たとえばユーミンが苗場スキー場でライブをやったら、わざわざ見に行く人も多いじゃないですか!」
山田 : 「そうですよ! まぁ今年このライブを知った遠方の方は仕方ないです。でも、来年はぜひ来てください。お金を貯める期間も1年ありますから!」
多田 : 「ライブ帰りに新宿や京都の"伊勢丹"に寄ってもらって、僕のスーツと紙袋の柄がどんだけ同じか確認してもらうのも楽しいと思いますんで、ぜひ!(笑)」
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『COWCOW LIVE2010』 |
