今年で10周年を迎えた日本最大級の環境イベント「アースデイ東京2010」が17日(土)、18日(日)の両日、東京・代々木公園のイベント広場および周辺にて行われた。記者は18日のイベントに参加、女子高生たちがジャーナリストとして活動している「オトナ*ラボ」プロジェクトの取材現場にも同行した。

「オトナ*ラボ」のメンバーたち

アースデイは、そもそも環境問題を多くの人びとに身近に考えてもらう契機として、70年代に全米で始まったイベントだった。日本でも90年代以降、市民の環境問題への関心の高まりから各地で同様の取り組みが行われ始めたという。アースデイ東京としては、今年が10周年の節目の年となった。

知恵を絞った取り組み・環境商品がズラリ!「アースデイ東京2010」

好天に恵まれた18日は、会場に溢れんばかりの来場者が訪れた。NPOや企業などが出展したブースは400余りで、各ブースには、使用済み野球バットから作った箸や、自然素材で作られた商品など、知恵を絞った出展品がところ狭しと並んでいた。民放放送局のブースもあり、参加者に「地球についての思い」を書いてもらい、記念写真を撮るイベントを行っていた。

「アースデイ東京2010」のゲートに設置されたオブジェ

麻などの自然素材でできたエコバックや服を売る店

TBS出展ブース。「地球についての思い」を書いてもらい、記念撮影

和紙によるはがき作りを体験できるワークショップ

また、会場ではMy食器の持参を奨励。売られている食べ物の食器はデポジット制になっており、綺麗にして返却すると50円が戻ってくる仕組みだった。さらに、代々木公園野外ステージをはじめ、会場には複数のステージが設置されており、サンプラザ中野くん、ムッシュかまやつ、川嶋あい、加藤登紀子などが登場してイベントを盛り上げた。

間伐材でマイ箸作りに励む子どもたち

午後のステージで行われたJ-WAVE「LOHAS SUNDAY」の公開録音