GPUにもヒートパイプ直付けタイプ
NVIDIAの新GPUが発売となった一方、ライバルAMDの「Radeon HD 5850」を搭載するグラフィックスカードでは、特徴的なモデルが2種類登場している。
ASUSの「EAH5850 DirectCU/2DIS/1GD5」は、CPUではお馴染みの"直付けヒートパイプ"クーラーを採用したモデル。この「DIRECTCU」クーラーにより、リファレンスに比べGPU温度は最高20℃低く、ノイズレベルは最高35%低減することが可能だという。動作クロックは定格だが、「Voltage Tweak」機能によって最高50%の性能向上も期待できるそうだ。価格は37,000円前後。
SAPPHIREの「SAPPHIRE TOXIC HD5850 2GB GDDR5 PCIE」は、オリジナルクーラー「Vapor-X」を搭載したモデル。コアクロックが725MHz→765MHz、メモリクロックが1,000MHz→1,125MHzにオーバークロックされているほか、メモリが2GBに強化されている点もポイントだ。価格は44,000円~45,000円前後。
なんとTDPが25Wの省電力Athlon
TDPが25Wという、まるでノートPC用のようなCPUが登場した。発売されたのは「Athlon II X2 260u」というデュアルコアCPUで、動作クロックは1.8GHz。もともと組み込み向けに出ていたもので、店頭に並ぶのはこれが初めて。価格は8,000円~9,000円前後で、各ショップとも、対応マザーボードとのセット販売という形をとっている。
ソケットはSocket AM3。マザーボードの対応状況が気になるところだが、各ショップで独自に検証しているところもあり、購入前にチェックしておきたい。一部モデルではすでに正式対応しているようだが、BIOSのアップデートが必要になる可能性もある。