――成田線は週5便でのスタートです。毎日運航だと旅程が立てやすいと思いますが。

「政府の認可が下りないと便数は増やせません。ただ、もし可能になればぜひとも毎日運航、デイリーフライトを実現させたいですね。ただ、関空-ドバイ間はすでに毎日飛んでおり、羽田-関空間には日本航空とのコードシェア便がありますから、成田からのフライトがない日は羽田から行くことができますので、上手に活用してください」

ビジネスクラスの座席間隔も約183cmと広々

座席クッション幅は約52cm。スクリーンは17インチある

――ドバイまでだけでなく、ドバイからの行き先も増えましたね。

「エミレーツ航空は今回の成田就航でネットワークを102都市に拡大しました。今年はこの後、アムステルダムやプラハ、マドリードへも就航し、ヨーロッパ域内だけで26都市に乗り入れることになります。アフリカ・中東は現在29都市に就航しています。ドバイから先、こうした広いネットワークを使って旅行していただくことができます。

時差ぼけ軽減の効果もある、星空が広がるライティング。エコノミークラスでも採用されている

現在、日本人のお客様のうち約40%はドバイが目的地で、それ以外の方はドバイ経由で各地へ行かれています」

空港サービスは特に自慢

――ドバイには、アラビア砂漠で過ごす高級リゾートやスーク(中東風市場)でのショッピングなど観光素材が豊富ですよね。

「ドバイ国際空港は免税品店や施設が豊富ですから乗り継ぎ客にも楽しみが多いです。エミレーツ航空は専用のターミナル3を持っていますが、有名なシャンパンや、豊富な料理を提供したり、ビジネス環境も整っている。空港ラウンジも充実しているように感じます。

ターミナル3には29のブランドショップの他、エアポートホテルやスパまである

アワードを受賞している実績もありますが、空港ラウンジは当社が最も力を入れているサービスのひとつです。日本人のお客様でも約60%は乗り継ぎされますから、広大なラウンジ(ターミナル3の空港ラウンジはファースト800名、ビジネス1,500名を収容可能)を用意して快適な旅をサポートしています。日本から中東に直行便を飛ばしている競合他社にはっきりと差をつけるべく注力しているのが、ネットワークと空港設備です」……つづきを読む

ファーストクラス専用ラウンジ。ワインセラーや"グルメの祭典"と名付けられたダイニングエリアなど、食は地上でも驚きの充実度