色で切り抜く「クロマキー」機能
消したい部分、あるいは切り抜く対象が似た色であれば、「クロマキー」機能でもっと簡単に切り抜きができる。ピクチャミクスの「クロマキー」は、クリックした部分と似た色の領域を、消したい部分として指定する機能。たとえば、青空にひまわりの花が写っている画像なら、空の上をワンクリックするだけで、空全体が消したい部分に指定される。
さらに「ピクチャミクス3」では、色の範囲を指定するスライダが用意され、色の範囲を広げるか、あるいは狭めるかを調整できるようになった。青い空といっても、完全に単色で塗りつぶされているわけではなく、濃淡や色味に多少の差があるものだが、そんな場合はスライダを「広」に近づけることで色の範囲が広がり、多少色の異なる部分も消したい範囲に含められる。
キレイに仕上げるさまざまな機能
切り抜きが済んだら、メイン画面に戻って背景画像と合成し、切り抜き画像の大きさや角度、位置を調整する。さらに、「画像合成効果」や「らくらくレタッチ」で、切り抜き画像と背景を自然になじませる処理を行う。
「画像合成効果」には、次の4種類がある。 |
- 透明化…切り抜き画像を半透明にする効果。
- エッジをなめらかに…切り抜いた画像の輪郭をぼかす効果。この効果を適用すると、輪郭線がなめらかになるので、切り抜き画像と背景画像が自然になじむ。
- 白色で縁取り…切り抜き画像の周囲に、白色の縁取りを付ける効果。
- 影を付ける…切り抜き画像の周囲に、影を付ける効果。画像を立体的に見せることができる。
「らくらくレタッチ」は、切り抜き画像の明るさや色味を補正する機能。バージョン3では、この画面がパネル形式となり、補正結果がわかりやすくなった。補正の種類には、ワンタッチ(画像の内容を自動判別して適切な色味・明るさに調整する)、明るさ、逆光、美肌補正などが用意されている。また、カラー画像をセピアやモノトーンに変換することも可能。その他、文字列やスタンプ画像を加えて、画像を飾ることもできる。