シュワシュワ&冷え冷えハイボールの理由

サントリーのハイボールタワーを装備。これで入れるハイボールは、炭酸がきいていておいしさが違う

一方ハイボールは、王道の「ザ・角ハイボール」(350円)をはじめ、「アップル&ハニー」(400円)、トマトを使った「太陽の恵み」(400円)など、オリジナルも含め9種類を用意。10年ものの「山崎」を使った「山崎10年ハイボール」(550円)もあり、メニュー数を絞りつつも幅広いラインナップとなっている。いろんな味わいのハイボールがあるので、こちらも飲み比べしてみたくなる。

ところで、同店のハイボールを飲んでみると「今まで飲んだことのないおいしさだ! 」と感じる人が多いかもしれない。それはサントリーの「角ハイボールタワー」が導入されているのも理由だろう。これは、ハイボールがよく売れる飲食店のみに設置が許されている専用の装置。サントリーのウイスキー「角瓶」のハイボールをベストな状態で提供するためのもので、ガス圧が強いためシュワッとした炭酸感が絶妙。かつ、冷え冷えなのだ。

新橋店ではサラリーマンを中心に集客しており、「帰宅前に軽く一杯」といった"ちょい飲み"利用が多いそう。客単価は1,000~1,200円ほど。ランチ時にはイスを置き、焼そばなども提供している。もちろん、終日テイクアウト販売も行っている。

今回の新業態は、「築地銀だこ」へ新たに会社員層を取り込もうとして誕生したという。オフィス街や繁華街を中心に出店しており、今後も店舗数を増やしていくとのこと。予算1,000円強でキリッと冷えたハイボールとアツアツのたこ焼。この不況下でなんとも心強い存在である。