画質や機能に加え、そのファッション性で注目を集めるレンズ交換式のカメラ「OLYMPUS PEN」シリーズ。昨年の「E-P1」と「E-P2」に続き、早くも第3弾「OLYMPUS PEN Lite E-PL1」が登場した。フラッシュ内蔵など上位機を超える魅力も持つマイクロフォーサーズの新顔、E-PL1をレビューしよう。
E-PL1のボディは長方形の箱型スタイルを採用する。従来のE-P1/E-P2と比べた場合、ボディの高さと奥行きはやや増したが、横幅が約5.9mm短くなったことで、見た目はいっそうコンパクトになった印象を受ける。
レンズ交換式ながら気軽に持ち運べる小型軽量ボディ。私の大きな手にのせると小ささが際立つ |
広角パンケーキレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」は、デザイン的にもE-PL1によく似合う |
本体重量はE-P1/E-P2よりも39g軽くなり、296gを実現。加えて、レンズキットに付属する標準ズームも軽量化し、レンズとバッテリー、メディアを含めた使用時の総重量は約477gとなった。さらにパンケーキレンズに交換すると、総重量は約415g。ハイエンドのコンパクトデジカメに大差ない軽さと小ささに感心する。
左がE-PL1で、右がE-P2。グリップやシャッターボタン、モードダイヤルなど各部のデザインを一新している |
左がE-PL1で、右がE-P2。天面のほか背面や側面も異なり、デザイン的な共通点はあまり多くない |
ボディをしっかりホールドしたり、ローアングルで撮るにはオプションの電子ビューファインダー「VF-2」が役立つ |
電源はE-P1/E-P2と共通の専用リチウムイオン充電池で、記録メディアにはSD/SDHCカードを採用する |
外装は前面のパネルがアルミ合金製で、背面から側面にかけては樹脂製だ。クラシックカメラ風のE-P1/E-P2が醸し出していた色気や高級感はやや薄れたが、かといって実用一辺倒なスタイルというわけではない。各部がスマートに引き締まり、シンプルでありながらモダンなイメージが漂うデザインだ。…つづきを読む