次はOC Genieでの設定値をふまえ3.5GHzあたりを狙うこととした。具体的にはベースクロック166MHzに対し21倍の倍率をかけ、3486MHzとなる。この3.5GHzはおどろくほどあっさりと起動した。CPU電圧もAuto設定のままである。この状態で不安が無いことから、次のステップとしてベースクロック188MHz、倍率21倍、3960MHzを試してみた。しかしこちらは通常電圧では安定性に欠けたため、Vコアを0.050Vほど昇圧した。その後、ベースクロック199MHz、倍率21倍、4190MHzはVコアを1.250Vに引き上げることで成功。ベースクロック206MHz、倍率21倍、4340MHzはVコアを1.300Vに引き上げることで成功した。ただしよく見るとOC GenieではVコアを1.425Vまで昇圧していた。これ以上のクロックを目指し同等まで引き上げてみたのだが、このあたりがオーバークロックの難しいところ。結局4340MHz以上では安定動作が出来なかった。とはいえ、リファレンスクーラーでのオーバークロックとしてはまずまずではないだろうか。
ベースクロック166MHzで倍率21倍による3486MHz動作。OC Genie設定以上のクロックも目指せる様子。コア電圧は定格のまま |
ベースクロック188MHzで倍率21倍による3960MHz動作。OC Genie設定のベースクロックに21倍でも難なく動作M@ |
ベースクロック199MHzで倍率21倍による4190MHz動作。4.2GHzあたりまでは動作することが多いらしい |
ベースクロック206MHzで倍率21倍による4340MHz動作。211MHzを狙ったが安定せず、206MHzに落ち着いた |
なお、今回はメモリがDDR3-1333であるため、オーバークロック時もベースクロックに影響し、1333MHzを中心に上下する。