「Dragencer Pro」を起動
「DragencerPro.exe」をダブルクリックすると「Dragencer Pro」のウィンドウが表示される。操作するインタフェースは大きく分けて"パターンモード"と"ソングモード"に分かれている。パターンモードでは、Dragencerで音楽を作成するイラストとリズムを組み合わせた1小節(16ステップ)単位の基本パターンを作成する。ソングモードは、それぞれ作成した基本パターンを組み合わせて長いソングを作成していく。これらの2つのモードを使って音楽付きムービーを作成していくことになる。
パターンモードで絵を作成
それでは、パターンモードで絵を作成していこう。パターンモードはイラストとリズムを組み合わせたパターンを作成していく。まずは、中央のキャンパスに絵を描いていく。キャンパスに絵を描くと音を奏でることができる。音は選択した色や書く場所などによって変化するのだが、これが面白い。色は右側のCOLORパレットから選択する。COLORパレットの右側は、TONEパレットでは、絵を描くときに流れる音楽のエフェクトを設定できる。四角い中央カーソルを上に移動させるとエコーがよくかかり、下にするとエコーが短くなる。また、右下にするとベースラインが長くなり左下にすると短くなる。このあたりは触りながら音を楽しむ感覚で覚えていくのがコツ。
右上の「RANDOM OFF」をクリックすると描画音と色をランダムに変化させることができる。「MIRROR OFF」をクリックするとそれぞれ、2つのパターンで描いた絵を左右対称に表示させることができる。
絵が完成したら「ILLUSTRATION No.」の番号を指定して(ここでは1)右側の丸いボタンをクリックする。クリックすると画像が保存され右側のスモールウィンドウに保存される。保存された画像はメモリレイヤーとして一番下の階層として表示されるので、その画像の上にドローレイヤーとして上書きして、絵を描いていく。
上書きした絵が気に入らなければ右上の「CLEAR SCREEN」ボタンをクリックすることで消すことができる。この際、下絵の部分はメモリレイヤーとして保存されているので消えることはない。何度でも書き直しすることができる。絵が仕上がったら新たな「ILLUSTRATION No.」を指定してメモリレイヤーとして保存していこう。このようにひとつの画像を次々と上書きしていくことですばやく画像を作っていく。絵が苦手な人も、完成すると感動するので、とりあえず絵を書いていってほしい。
「IMPORT PHOTO」で写真などの画像を取り込むことができる。思い出の写真などを取り込めば作品に幅が出る。この場合インポートした画像はどんなに解像度が高くとも横42縦32ピクセルのサイズに変換される。