直径36cm(!)の巨大ファン
光モノの冷却ファンとしては最大クラスとなる製品がサイズから発売となった。「256COLOR FAN」という製品で、直径は36cm、25cm、12cm、8cmの4種類。36cmや25cmといった大口径ファンが使えるPCケースは少なく、場合によっては改造などが必要になるかもしれないが、大きくてハデなファンを探していた人にはもってこいの製品である。
全モデルとも、PCIブラケット用のファンコントローラが付属しており、手動での回転数調整が可能。ノイズレベルなどのスペックに関しては以下の通りだ。
直径 | 回転数 | ノイズ | 風量 | 価格 |
---|---|---|---|---|
36cm | 300~700rpm | 13.82~32.25dBA | 39.48~92.13CFM | 3,000円前後 |
25cm | 500~800rpm | 20.06~30.20dBA | 85.0~130.0CFM | 2,500円前後 |
12cm | 800~1,500rpm | 14.88~27.9dBA | 34.25~64.23CFM | 1,700円前後 |
8cm | 1,200~2,600rpm | 23.8~35.7dBA | 26.19~39.29CFM | 1,500円前後 |
この製品のLEDには、4ピンの3色LED(フルカラーLED)と呼ばれるタイプが採用されており、発光色が自動的に切り替わっていく。カラーを選択することはできないが、コントローラでLEDのオン/オフや、カラーの固定が可能となっている。
伝説の剣の名を持つファン
Cooler Masterからは、「Excalibur」(エクスカリバー)というカッコイイ名称のハイエンド冷却ファンが登場。ケースに入れてしまえば「どうせ見えなくなってしまう」ものとは言え、高級感溢れる仕上がりになっている。価格は3,000円前後。
ハイエンド製品ということだけあり、多くの新機軸が盛り込まれている。
まずファンブレードは、新設計の断面形状を採用。この形がExcaliburという製品名の由来であるが、三角形の断面形状を持つブレードによって、より多くのエアを取り込むことが可能になっているという。
フレームは、ノイズを抑えるために高強度の3重構造(中心はメタル製)を採用。蜂の巣状の穴が開けられているが、これは低速回転時には外側から風量を取り込み、高速回転時にはノイズを低減する働きがあるという。
各種スペックは、回転数が600~2,000rpm、風量が26.4~85.6CFM、ノイズレベルが13~30dBA。新設計のバロメトリック・ボールベアリングによって耐久性も向上しており、10万時間という長寿命を実現している。