特定拡張子のアプリケーション関連付けを追加する
Windows 7では、以前のWindows OSのように拡張子ベースでアプリケーションの関連付けを変更するのが難しくなりました。既存の拡張子に対しては、「既定のプログラム」から起動する「関連付けを設定する」からアプリケーションを選択することが可能ですが、アプリケーションが特定のコマンドラインオプションを備え、それを使うには直接レジストリを編集しなければなりません。また、先の操作は新規拡張子に対して行なうことはできません(図12~14)。
Windows OSでは、表現性の乏しい拡張子にファイルタイプという概念を加えることで、「.jpg」「.jpeg」という拡張子を持った同種のファイルを、1つのアプリケーションで開けるようにしてきました。そのため、Windows 7で独自の拡張子を持ったファイルを、特定のアプリケーションで起動するには、一度拡張子に対し、ファイルタイプを定義付けしなければなりません。Windows 7には、同様の操作を行なう「assoc」コマンドが用意されていますので、コマンドプロンプトから同コマンドを使って操作します(図15~16)。
図15 <スタート>メニューを開き、クイック検索に「cmd」と入力して同コマンドが表示されたら、右クリックします。コンテキストメニューから<管理者として実行>をクリックしてください |
図16 ここでは「.foo」という拡張子を用います。コマンドラインに「assoc .foo=Test File」と入力して[Enter]キーを押してください。これで、ファイルタイプの定義付けが完了しました |
拡張子にファイルタイプの定義付けを終えたら、ファイルタイプに対する関連付けを行ないましょう。今度はコマンドラインからファイルタイプに対する関連付けを行なう「ftype」コマンドを使用します。ここでは秀丸の閲覧モードを起動時から有効にするコマンドラインオプション「/b」を使用するため、「ftype Test File="C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exe" /b "%1"」と実行しました。これで、拡張子「.foo」を持つファイルは、秀丸の閲覧モードで起動するようになります。拡張子やファイルタイプ、使用するアプリケーションはあくまでも一例ですので、ご自分の環境にあわせて変更してください(図17~18)。