――『シックス・センス』は初めてご覧になったそうですが、『シックス・センス』といえば、ラストのどんでん返しが衝撃的ですよね。

田丸 : 「ね~! ほんとに驚きました。監督や役者さんたちの流す空気に何の違和感もなく乗って観ていたので、『まさか!』って。真相が紐解かれた瞬間に放たれたものが多すぎて、一気に解決できない。普通の映画の楽しみ方とは違って、観た後にもう一度確認のために観直して、また何倍も楽しめる映画だと思います。まだ観たことのない人と一緒に、もう一度観たいですね。その人がどこで真相に気づいたのか、リアクションを見るのも楽しいと思う(笑)」

――最近の映画では『カールじいさんの空飛ぶ家』が観たいとお聞きしましたが。

田丸 : 「すごく観たいです……。アニメーションって、大人になってから観るとまた格別面白いですよね。3Dがあるなら3Dで! 『アバター』もはじめ2Dを観て良かったので、3Dも観に行っちゃいました(笑)。すごく面白くて『映画の世界もとうとうここまできたか!』っていう感じ。映像がとても綺麗ですし、自分もアバターになったような臨場感で、ディズニーランドにいるような気分でした(笑)」

――ちなみに、好きな映画のジャンルは?

田丸 : 「オールジャンルに近いです。上映中の作品の6割ぐらいは観てるんじゃないかな。次はこれを観ようって本編前の予告でピックアップしておくタイプ。だから、予告なんかいらないからぎりぎりに行くっていう男性とは、絶対映画館に一緒に行きません(笑)」

――正真正銘の映画好きですね!

田丸 : 「そうですね(笑)。ドラマの撮影が終わった後、その足で観に行ったり、フットワークはイイ方だと思います。多いときは月に5、6回は映画館に通いますね。映画館は自分にとって癒しスポットなので。自宅で映画専門チャンネルも観れるので、テレビで観ることも多いです」

――田丸さんにとって映画の魅力とは?

田丸 : 「いろんな人の人生を2時間で見られること。映画を観ると人としての厚みや感情が少し増えるような気がするんです。たとえば、悲しいっていう感情にもいろんな悲しいがあって、楽しいにもいろんな楽しいがある。それを学べるのは、女優としてすごく大事だと思います」

アニメーションの声優をやってみたい

――現在、放送中のTBSドラマ『特上カバチ!!』では、清純派イメージとはギャップのある関西弁のおばちゃんという新しい役柄に挑戦されていますね。

田丸 : 「そうなんです(笑)。いつもは秘書や英語の先生役で、自分がそんなに頭の良い人間じゃないので背伸びして演じているんですね(笑)。だから、今回は自分に近い人間を演じられている気がして、すごくラクで楽しい。関西出身なので、関西弁のお芝居をずっとやってみたかったので希望が叶いました」

――女優として演じたい芝居ができた今、田丸麻紀として次はどういう展開を期待できますか?

田丸「声で演技をしたことがないので、アニメーションの声優をやってみたいですね! ほんとのいわゆる"アニメ"ではなくて、『千と千尋の神隠し』のような大人が観ても正面から感動させられるような作品で、老若男女、幅広い人たちを説得させられるような声のお芝居がしたい。とても難しいと思うんですが、難しいからこそ役者としてすごく興味があるジャンルです!」

――話は変わって、もうすぐバレンタインデーですが、思い出のエピソードを聞かせてもらえたら…

田丸 : 「最近、バレンタインデーっていうのが、なんとなくお中元、お歳暮に近いものになってきて可愛げのあるエピソードがないかも(笑)。でも、大学生の頃、男の子3人に、名前の書いたチョコをそれぞれ3個買ったんですが、どれがどの名前を書いたチョコか分らなくなって、間違えて渡したことはありましたね(笑)」

――チョコレートを心待ちしている世の男性にメッセージをお願いします!

田丸 : 「バレンタインデーは、日頃言えないことを言えるチャンス。だから、バレンタインデーは女の子の日、ホワイトデーは男の子って決めずに、日頃の感謝や『愛してる』って伝えるために、両方フル活用してみては? チャンスが増えると思って、受け身じゃなく自分からアクションしてみて!」

『プレミア・ナビ』

『プレミア・ナビ』(毎週土曜日20:55~)は、CS映画専門チャンネル「ムービープラス」にて、映画放映の前後6分間に、ナビゲーターの小堺一機とゲストが作品の見どころや最新情報を紹介するオリジナル番組。田丸麻紀は、2月6(土)映画『シルク』、2月13日(土)『シックス・センス』放映回の「プレミア・ナビ」に出演する。