モデルとしてデビュー以降、バラエティ番組やドラマ出演など活躍の場を広げ続け、いまや女優として大きく成長した田丸麻紀。映画好きという彼女が、今回、CS映画専門チャンネル・ムービープラスで放送中の『プレミア・ナビ』(毎週土曜日20時55分~)にゲスト出演し、映画通のMC・小堺一機と、2月放映の『シルク』『シックス・センス』の2作品を紹介する。テレビで見せる自然な空気感のまま、映画の見どころだけでなく、今後の目標からプライベートまで、本誌のインタビューに飾らない素の表情と言葉で応えてくれた。
――田丸さんがオススメする『シルク』と『シックス・センス』について、それぞれ見どころを教えてください。まず『シルク』はいかがでしたか?
田丸麻紀(以下:田丸) : 「ワンシーン、ワンシーンの画がとっても素晴らしく美しい。ただ映像を流しているだけでも画になるような、そんな映画ですね。登場人物の個々の人生、女性としての愛情や感情、男性としての恋心、この映画にまつわる全てのものが美しくて、人を思う気持ちや世界共通の愛を見せてもらった感じです。西洋の男性が日本のお風呂に入っている姿も、非日常的でセクシーでした(笑)」
――この映画を観て日本女性の美しさをあらためて実感されたそうですが。
田丸 : 「そうですね。お茶を入れる手の動きや、お着物を裁く姿ひとつをとっても、出しゃばりすぎないしっとりとした空気感がある。ボリュームのある外国の女性のセクシーさとは違う、日本女性の真っ黒な髪と白い肌、とても華奢な感じで、守ってあげたくなるような色っぽさがたくさん詰まっていたと思います」
――田丸さんご自身も、日本女性的な美しさをお持ちだと思いますよ!
田丸 : 「いや~、もう全然です(笑)。学んでいかなきゃって思うことが、ほんとにたくさんあります(笑)。たとえば、お着物を着ると身が引き締まって背筋が伸びるので、これからはお着物を着る時間を少しずつ増やしていきたいなって。そうすることで何か新しいことが発見できたり、女の子として生まれてきて良かったって再確認できると思うんです。少し遠回りで大変な感じがするんですが、その大変さを楽しめるような、気持ちも時間もゆとりのある女性になりたいですね」……続きを読む
『シルク』
製糸工場を経営し、美しい女性(キーラ・ナイトレイ)と結婚し幸せに暮らす青年エルヴェ(マイケル・ピット)。だが、蚕に疾病が見つかったため、遥か極東の地へ赴いた彼は、やがて日本に辿り着く。そこで、絹のように美しい肌を持つ少女(芦名星)に出会い、惹かれ合う。19世紀のフランスと日本を舞台に、妻と少女の間で揺れ動く男を幻想的に描く。2月6日(土)20:55~ほか、7、9、14、17、22日にも放映。
『シックス・センス』
小児精神科医のマルコム(ブルース・ウィリス)は、かつての患者ビンセントに銃撃される。一年後、死者が見えるという少年コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)を担当したマルコムは、彼を治療することによって心の安らぎを感じていくのだが…。衝撃のラストが話題となったサスペンス・スリラー。2月13日(土)20:55~ほか、14、16、21、23、25日にも放映。