ATI+NVIDIAで使える!
P55チップセットを搭載するLGA1156向けマザーボード「Big Bang-Fuzion」が、ついにMSIから発売となった。Lucid製のブリッジチップ「Hydra 200」により、ATI/NVIDIA混載のマルチグラフィックスが可能という前代未聞のマザーボード。価格は38,000円~40,000円前後で、Hydra以外はほぼ同構成の「Big Bang-Trinergy」からは4,000円程度のプレミアが付く。
マルチベンダー構成を可能とする「X-Mode」が注目されがちだが、じつはNVIDIA GPU同士の「N-Mode」とATI GPU同士の「A-Mode」も面白い。純正のSLI/CrossFireとは違って、例え世代が異なるGPUであっても、協調動作によりパフォーマンスが向上する。SLI/CrossFireの場合は同カードの2枚購入が基本だが、Big Bang-Fuzionなら1枚ずつアップデートしてもいい。
X-Modeの動作については、フレーム分割(AFR)でも画面分割(SFR)でもない、独自のアルゴリズムであることが明らかになっている。検証済みのGPUの組み合わせは製品ページにて公開されているので、購入の際は確認を忘れないようにしよう。