地デジTVチューナー、またはFM/AMラジオチューナーを搭載したNetbook「C4」シリーズでは、「C411A6」において、Mini PCI Express Card規格に準拠した自社開発の地デジTVチューナーを搭載。miniB-CASカードをいち早く採用することで、業界初となるNetbookでの地上デジタル放送の視聴を可能としている。また、「C411A5」には、自社開発の内蔵型FM/AMラジオチューナーを搭載。独自の機能により、PC内部で発生するノイズの影響によって音質が劣化しがちなFM/AMラジオの受信状況を最適化している。
CPUには、Intel Atom N450を採用。キーピッチ17.5mmの独立型キーボードを搭載する一方、USB 2.0ポートを本体両側面に配置するなど使いやすさを考慮しているという。ディスプレイには、LEDバックライト方式を採用した10.1型ワイド輝き液晶を搭載。重量は約1.1kgとしている。
C4シリーズにも「PureSpace」が搭載されており、PureSpace MUSICでは、音質劣化の要因となる音量ミキサーをバイパスし、音声信号をサウンドデバイスにダイレクトで伝送する「PDAP(Pure Direct Audio Path)テクノロジー」を採用。メールの着信音などを完全にシャットアウトし、快適な音楽再生環境を実現したという。
そのほか、国語辞典や故事ことわざ・慣用句などの5辞書を収録した辞書パック「デ辞蔵PC」の搭載や、Webカメラおよびマイクの搭載、プロジェクターなどに出力が可能なD-sub端子も備えた。
地上デジタル放送の視聴が可能なC411A6の店頭予想価格は54,800円。ラジオの聴取が可能なC411A5は49,800円。2月中旬から順次出荷する。
「Netbookと地デジチューナーとの組み合わせで、PCでTVを視聴する敷居が大きく下がる。また、ラジオを聞く機会が減っているユーザーに対しても、PC領域から新たな利用提案をすることができると考えている」などとした。
11.6型ノート「M3」シリーズ
「M3」シリーズは、ハイビジョン対応の11.6型ワイド液晶を搭載しながらも、約1.4kgの重量、薄さ26.7mmを実現したモバイルノート。CPUには、デュアルコアのIntel Celeron SU2300を搭載。約5.1時間の駆動が可能なバッテリを採用しており、バッグに入れて手軽に持ち運べることも狙っている。同製品にも独自開発の地デジTVチューナーを搭載。天面にはアルマイト仕上げのアルミパネルを採用するとともに、マットブラックで統一したデザインによって、モバイルノートに相応しい美しいシャープなデザインを実現したという。
また、タイピング時に誤って触れやすいタッチパッドについては、ワンタッチでON/OFFの切り替えが可能なボタンを搭載するなど使い勝手の向上にも工夫を凝らしている。店頭予想価格は、59,800円からとなっている。
13.3型ノート「M5」シリーズ
13.3型ワイド液晶を搭載した「M5」シリーズは、2kgを切る軽量ボディに、DVDスーパーマルチドライブを搭載したサブノートPC。外出先でも安心して使える約7時間の長時間バッテリ駆動を実現。本体天面には、金型と樹脂の間に転写フィルムを挟み、成型時に金型内でデザインを施すインモールド成型を採用することで、キズへの耐久性を保ちながらも、美しい光沢仕上げを実現した。
CPUには、Intel Celeron SU2300を搭載。低電力化、低発熱性を実現しているほか、消費電力を抑え、バッテリを効率よく使うことが可能な「ECOボタン」を搭載しているのも特徴だ。また、ジェスチャー対応タッチパッドの採用により、タッチパッド上を、指で円を描くように動かすことで、上下左右にスクロールできるようにしたほか、2本の指の間隔を操作し、画像などの拡大、縮小の操作も可能にした。店頭予想価格は69,800円から。23日から順次発売する。