FMV-BIBLO LOOX Uの最大の特徴は、その小型ボディーにある。約W204×D106.5×H23.8mmというサイズとなっているため、少し大げさな表現をすれば、気持ち大きめな文庫本を抱えているような感覚に近い。重量も約495gしかないので、持ってみて「重い」という印象は全くない。この"肌感覚"がウルトラモバイルの大切な部分ではないだろうか。たとえばどこかに出かけるときに、「PCも持って行こう」と思うためには、重さと大きさが重要なポイントで、少しでも躊躇する部分があるといつの間にか持ち歩かなくなってしまう。その点FMV-BIBLO LOOX Uは、気軽に「持ち歩きたい」と思わせるPCなのだ。

しかも富士通WEB MARTでは、WEB限定モデルとして「A BATHING APEコラボモデル」を用意しており、手持ちで移動しても映えるデザインを採用している点も注目したい。またWEB限定カスタムメイドモデルでは、OSとしてWindows XP Home Editionを選択したり、上位CPUであるAtom Z550を指定したりできるようになっているので確認しておくとよい。より多くのディスク領域を確保したいユーザーなら、約62GB SSDを選択するといいだろう。

富士通WEB MART限定の「A BATHING APEコラボモデル」(BAPE CAMO GREEN)

「A BATHING APEコラボモデル」(BAPE CAMO BLACK)

共通デザインのボックスも用意

付属のスタイラスペンは本体収納式ではなく、ストラップ式となっている

本体自体は小さくても、液晶の解像度は1,280×800と、一般的なノートPCと同じ解像度があるため、表示領域が小さくて困るといったことはない。またタッチパネル液晶が搭載されているので、付属のスタイラスペンで操作ができるのもポイントだ。この液晶は静電タイプのため指によるオペレーションも可能。もちろん操作をすべてタッチパネルだけで行なうわけではない。キーボード上部には、スティックポイントが用意されているので、通常のマウス操作のようなオペレーションも行える。さらに液晶横にはショートカットボタンが用意されており、辞書を一発で起動したり、画面を拡大表示するといった便利機能が利用できる。

キーボードのキーピッチは約16mmで、キーストロークは約1.2mm。右下部はカーソルキーが配置されているため、配列が特殊となっており、キートップにかな表記はない

スティックポイントでマウスカーソルを自由に動かせる。タッチパッドに慣れたユーザーは少し慣れが必要かも

スティックポイントのダブルクリックでファイルを実行することもできるが、マウスの右・左クリックボタンも用意されいるので、使い勝手がいい

液晶パネルの左側にはショートカットキーが用意されている。これらの割り当て機能は変更が可能

5つの割り当てが可能で、誤動作を防ぐためにショートカット機能をオフにすることもできる

液晶パネルはフリック操作にも対応。感度の設定なども調整可能になっている