チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社(以下、チェック・ポイント社)の「UTM-1 130」アプライアンスは、中小規模拠点をターゲットとした省スペース型アプライアンス製品だ。それにも関わらず、セキュリティ能力はCheck Point Software Blade R70.1がプリインストールされており、キャリアやエンタープライズと同様のセキュリティ強度を実現できるといった特徴がある。
UTM-1 130 アプライアンスには2つのモデルが用意されており、ファイアウォール、VPNが使用できる「UTM-1 132」と、「UTM-1 132」の機能に加えてIPS、アンチウィルス、URLフィルタ、メールセキュリティが使用できる「UTM-1 136」が用意されている。
各々モデルで提供されている機能はユーザの要件に応じて、有効化/無効化できるばかりでなく、ライセンスの投入によって新たなセキュリティ機能を追加することができる。この自由に追加できる機能をブレード機器に見立て、チェック・ポイント社では「ソフトウェア・ブレード」と呼んでいる。ここでは、簡単な設定方法を紹介していこう。
UTM-1 130の主なスペック
ソフトウェアのバージョン | R65, R70 |
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10/100 ポート | 1 |
10/100/1000 ポート | 4 |
ファイアウォール・スループット | 400 Mbps |
VPN スループット | 100 Mbps |
同時接続数 | 30万 |
IPS スループット | 300 Mbps |
ユーザ数制限 | 無制限 |
推奨ユーザ数 | 最大75 ユーザ |
VLAN | 10242 |
UTM 機能 | Yes |
セキュリティ・アクセラレーション | No |
ディスク容量 | 80 GB |
筐体デザイン(高さ) | デスクトップ・サイズ/1U |
寸法(mm) | 270 x 145 x 40mm |
重量 | 1.6kg (3.52lbs) |
電源 100/240V、50/60Hz | |
電源仕様(最大) | 60W |
消費電力(最大) | 46.9W |